こんばんは!

G1もない(note予想もない)のでどのレースを中心に振り返るか迷うところです。重賞の中で「これは!」というやる気ほとばしるレースがあれば良かったのですが、どうもイマイチ…ピンとくるレースもなくでした。

という事で、今日は「馬再生工場」のあの方についてお話を。

ゆるりとお付き合いください。

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馬再生工場

ピンと来た方もいると思いますが、馬再生工場の名手とは「横山典」騎手です。

息子である横山武史騎手が活躍目覚ましく、口の悪い方は父を超えた…なんて人もいますが、「そもそも」立っているステージが違うのです。

 

横山武史騎手は若手も若手。20ソコソコながら昨年関東リーディング(だったよね?調べないスタイル!苦笑)のグングン成長している騎手です。どんどん良い経年、悪い経験も積み重ねている最中です。

経験と言う点ではやはり諸先輩には足りないことは事実あり、失敗をすることもあるでしょうが、それをひた向きさと明るさと基本的な騎乗技術でカバーをして今があります。

 

いっぽう横山典騎手は、独特の世界観(表現正しいかはアレですが)を持っており、とっつきにくい、踏んではいけない地雷を持っていそうで話を掘りにくい、そして馬優先の騎乗スタイルから「ポツン」が強調されすぎて、頭が悪い一部のファンから叩かれたりしますが…

 

「馬乗り技術」「馬を見る力」「研ぎ澄まされた集中力」

に関しては、他の追随を許さないオンリーワンなものを持っています。

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ただ、馬券を買う側が叩く理由も分からなくは無い点もあります。横山典騎手はレースで馬を作っていくことをするため(ただ走るのではなく「競馬」を教える)、目の前の1レースで結果を出すことにはこだわらないことも。

 

それが先々につながるなら、その馬の将来にとって、結果として陣営にとってもプラスになるから。私が考える横山典騎手の「馬優先主義」とは自由にさせるという意味ではなく、こういうことなんだと思います。

長く現役を続けられるよう、良い成績を残せるよう、楽しく走れるよう、その馬の事を思うなら「目の前の一戦で覚えるべきことはたくさんある」と考える「馬再生工場」としての役割、私は大切だと思います。

 

(と言うと、タテマエ上の公営ギャンブルとして全力を尽くさないといけないウンヌンを言い出す人がいますが、そんなの出走権争い以外でステップレースという名前が普通に使われている以上、言いたいだけの人が使うためにあるモノです。)

 

例えば、2021年のフローラステークスを制したクールキャットは2走前まくり競馬をしてしまい(若い馬でこれをやると変なクセがつくことも)、前走乗り替わって初騎乗の横山典騎手が先々の為にレースを教えた結果が、フローラステークスに出たと思います。

 

つまり、横山典騎手が競馬を改めて教えたらから、ルメール騎手もすんなりと良い競馬ができたのでは?という事です……そもそもルメール騎手自体が上手いのですが(笑)

 

多少古い例ですが有名な話を出すと、2015年の有馬記念勝ち馬ゴールドアクター。

成績が徐々に落ち始めたところで陣営は横山典騎手に調教含め、騎乗を依頼。横山典騎手は走り方がおかしい、バランスがおかしいなどを指摘し矯正し、2レース目の宝塚記念でしっかりと2着に入線したことはかなり強く陣営が感謝の意を発していたので、記憶がある方もいるのではないでしょか。

 

この他にも結果だけ見ると横山典騎手騎乗・敗退→他の騎手で勝利で鞍上が良かった…と言われることもありますが、これは「横山典騎手が乗った後だから乗りやすい」という事もあります。

 

そんなことあるの?

と思うかもしれませんが、あります。

 

これは横山典騎手の事だったかは記憶が怪しいのでボカした言い方になりますが、怪我か何かでお手馬に乗れなかったレースで、あるトップジョッキーが代打騎乗したあと主戦騎手に乗り替わった際に「〇〇さんが乗ってくれたから心配なく乗れた」というコメントをした騎手がいました。

よく言えば「馬が良くなる」、悪く言えば「変なクセがつく」。騎手によって後に影響が出るということではないでしょうか。

 

騎手は目の前のレースに勝つことも求められそれはもちろん大切なことですが、馬優先で考えるなら「先」も見据えてあげることは重要なのでは、とその時強く思った記憶があります。

 

まあ……桜花賞のメイケイエールに関しては職人が故の矜持が出たというか…チューリップ賞であれだけユタカさんがロデオしてしまった馬でしたから、「やってやろう」という職人心をくすぐられてしまったのでは、と(苦笑)

個人的には自由に逃げさせつつも、超えてはいけないラインだけ守る形のレースをみたかったな、と思ってはいます。ちなみに、スミヨン騎手ならどう乗るかはみてみたいです。

 

と言うことでまーーーったく振り返りらしい振り返りがない記事になりました!

ちなみに3重賞でもっともやる気あったのはマイラーズカップでしたが、〇△△という決着。騎手替わりもありましたが、ケイデンスコールを、連勝中のエアロロノアよりしっかり上にしたのは良かったですが、まあ……しゃーないですね!

今週は、天皇賞春!とう事でやる気出していこうと思います^^

それでは一週間頑張っていきましょう!

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