天皇賞春2021で雨に強い馬と重馬場がマイナスになるタイプの馬について書いていきます。

確認時点で天皇賞春2021が行われる阪神競馬場の天気は…

 

28(水)、29(木)、5/1(土)に雨マーク。

雨が降るのか降らないのか、降るとしたらどの程度降るのかで5/2日(日)に行われる天皇賞春の馬場への影響が変わってきます。

 

先週も相変わらず体裁は保っているものの、さすがに力のいる馬場になってきています。そこに雨が降れば一気にタフな馬場に……が想定されます。

この記事があなたの予想のひと足しになれば幸いです。

それでは天皇賞春2021で雨に強い馬と重馬場がマイナスの馬、お付き合いください。

天皇賞春2021雨に強い馬

先ずは天皇賞春2021雨に強い馬について考えていきましょう。

※出走予定馬に関する各馬への評価はコチラの記事をご覧ください→天皇賞春2021予想オッズ×牝馬成績×出走予定馬考察

天皇賞春2021が実際重馬場で行われるかどうかは別として、雨に強い馬についてみておきます。

 

【重馬場で顕著な実績がある馬】

・アリストテレス
AJCC(G2:不良)1着

・ディープボンド
阪神大賞典(G2:重)1着

・カレンブーケドール
ジャパンカップ(G1:重)2着
京都記念(G2:重)2着

・オーソリティ
弥生賞(G2:重)3着

・ユーキャンスマイル
阪神大賞典(G2:重)2着

・オセアグレイト
稲城特別(1勝:不良)1着

・ナムラドノヴァン
阪神大賞典(G2:重)3着

・メイショウテンゲン
弥生賞(G2:重)1着

※基本は重賞以上としましたが、オセアグレイトは不良馬場での勝利だったため入れました。

 

ここで注意が必要なこととして、同じ「重馬場」とは言え競馬場や開催時期、タイミングにより雨の影響はかなりの差があるということです。

分かりやすいのが、AJCCを不良馬場で勝利したアリストテレス。前走阪神大賞典は雨が得意な馬、重馬場走る!として抜けた1番人気に支持されましたが……凡走。馬場が敗因に挙げられました。

AJCC=不良馬場
阪神大賞典=重馬場

「字面」だけ見れば不良馬場のAJCCの方が雨の影響強く、重馬場の阪神大賞典の方が雨の影響が軽そうに見えます。でも、実際馬が・陣営が感じた雨の影響は阪神大賞典の方が大きかったという事になります。

 

これに関してはそのレース、その時によって微妙な差がありそれを事前に我々は当然ながら陣営だって合うか合わないか推し量ることはできません。

ただ、ひとつ言えることがあります。

天皇賞春2021に限らずですが、「雨に強い馬」「重馬場が得意な馬」と言うより、【雨・重馬場の影響がプラスになる馬】を考えることは出来ます……何を言っているか分かりづらいと思うので、解説をしていきます。

天皇賞2021重馬場が得意→恩恵を受ける馬の特徴

天皇賞春2021に限らず「雨に強い馬/重馬場が得意な馬」という表現は正確な表現ではありません。

ここ最近のG1考察で同じようなことを何度か書いていますが、

 

重馬場の方が良馬場より速く走れ馬なんていません。

↑当たり前のことを言っていますが、当然ながら重馬場が得意と言うのは「重馬場だとより速く走れる」のではなく、「重馬場で競争能力減の幅が小さい馬」=「良馬馬場だとスピード不足で足りない馬が、そのスピード不足を馬場が味方してくれる(キレる馬の脚を鈍らせてくれる)」から、重馬場の方が成績がよくなる(なりがち)。

……ということです。

 

その結果として分かりやすいのが先の阪神大賞典です。

ディープボンドは戦績を見てみればわかる通り「キレ負け」が標準で「でそこそこの成績」がしっくりくる馬でした。昨年京都新聞杯を良馬場で制していますが(お世話になりました(=゚ω゚)ノ)、上り3ハロンは最速2番手にも関わらず35.4秒です。

キレ味が問われていません。

 

そのキレ味不足の馬が前走阪神大賞典でコンマ9秒差の圧勝!……は力を一気につけたのではなく、足りない馬の味方を「馬場」がしたということです。特殊な馬場の時は着差もつきやすいです。

雨が得意、重馬場が得意(マイナスが少ない)馬の特徴としては…

 

・キレ不足の鈍足
・元ダート馬/芝ダート兼用馬(パワー系)
・ダート血統/スタミナ血統(総じてキレ不足の鈍足馬)
・坂が苦手(パワーがない)

があげられます。

 

スピード・キレ味タイプの馬が脚元が悪くストロングポイントが削られる中、そもそも削られる部分が少ない馬が相対的に浮上する…イメージです。

天皇賞春2021で言うと、

・ディープボンド
・カレンブーケドール
・オセアグレイト
・ナムラドノヴァン
・メイショウテンゲン

はマイナスの馬と比較して「相対的に」重馬場が得意な部類として考えられます。

 

あとは、能力・スタミナ・展開などから予想をしてお馬さんをピックアップしていく感じですね!

ちなみに細かいことも書いておくと…

・開幕週の重馬場と、連続開催の重馬場は違う
・気性難の馬は脚元を気にして走ることで折り合いやすくなる?

などなどが雨/重馬場のネタとしてあります。

 

競馬は馬場状況以外にも予想ファクターが無数にある(ありすぎる)ので全部拾ったらキリがないです。でも、馬場は競争能力に大きく影響するのでしっかりと押さえておきたいポイントですね!

まとめ

天皇賞春2021雨に強い馬、重馬場得意な馬について書きました。

正直、阪神大賞典の圧勝があったとはいえ、ディープボンドが2番人気で、なんなら1番人気にも…のような予想オッズには驚きです。

 

→参考:天皇賞春2021予想オッズ×牝馬成績×出走予定馬考察

上記の通り極端な馬場は着差が広がりやすいので、それがイコール能力ではないのですから。ただ、実際に天皇賞春2021が雨の影響がでて、重馬場になるようなら…

雨が得意な馬・重馬場が得意な馬(マイナスが少ない馬)として一気に人気を集めることもある……かも知れません。

 

私の競馬スタイルとしてさすがに売れすぎと判断する馬は条件次第ですが、嫌ってナンボ。正直、阪神大賞典以上のものがあるとは思えません。あれは完璧なレース。

どのようなレースになるか…楽しみですね!

それでは、天皇賞春2021雨に強い馬、重馬場得意な馬でした!

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