エリザベス女王杯2022予想オッズと傾向をみて穴馬の可能性を探っていく記事です。

 

確認時点では日曜日に雨予報が。

どのくらい降るか、重馬場になるかは日程が近づかないと分かりませんが雨に強い馬に関してもチェックしておきます。

エリザベス女王杯は傾向がキッチリと出るので楽しみなレースな一つ。

 

ゴリゴリ狙っていきましょう!

 

それではエリザベス女王杯2022予想オッズと傾向みてアレコレ考察、
お気楽にお付き合いください。

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エリザベス女王杯2022予想オッズの前に傾向とデータ

エリザベス女王杯2022予想オッズを観ていく前にそれぞれの馬に関係してくるエリザベス女王杯の傾向やデータJRAのホームページからパク……引用の上咀嚼しご紹介します。

 

データはデータ、過去の数字。

↑これが私の考えですがそのデータから読み取れる傾向は「問われる適性」を知るうえでとても役に立ちます。

 

とはいえ、、、「今年も」阪神競馬場で行われるため京都競馬場で行われているデータがどこまで有効か…は、私の独断と偏見でピシャリと判断します。

その上で京都→阪神だからこうだよねー

といった締め。

 

まず、扱っているデータとして目玉が飛び出そうなトンデモナイdate!……は当然なく。

せっかくなので出てきているデータからどんな傾向が読み取れるか、どのような事が言えるのかを流れで解説します。

先ずは「荒れる」エリザベス女王杯のイメージに関してですがこの表をみてください。

正直1,2番人気で区切ったりと都合の良い表を見せるために区切りを調整している感は否めませんが…

 

事実として6~10番人気の穴馬がバンバン好走しているのがエリザベス女王杯です。

 

これは逆をいうと…(1番)人気馬が好走できていないとも言えます。

これはどういうことか?ちょーっと考えてみてください。

………

……

本当に考えましたー?笑

 

はい。

エリザベス女王杯は「他の牝馬重賞と違って特殊な条件下で行われるレース」です。

問われる適性が違う。

 

牝馬重賞路線は2歳のサウジアラビアRCはじまり、阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞、オークス、秋華賞・・・ヴィクトリアマイルとつながります。

この中で「ほとんどの重賞はキレ・瞬発力が問われるレース」です。

 

もちろん2歳、3歳牝馬にとって阪神1600mは過酷なコースで体力が問われますが走り切る体力があった上で「キレ」が問われるわけです。

一般的に牝馬の方が牡馬よりキレ味を有しているといわれ牡馬は体力面に優れていると言われます。

 

で、エリザベス女王杯に目を向けると…

 

・オークスを除けば最長距離の牝馬重賞

であり、そのオークスは3歳春=全頭手探りのレースのためキレも・体力でもなく絶対能力が問われます。

古馬牝馬重賞で2000m以上「体力」が問われるのは…

 

・愛知杯(中京2000m)
・マーメイドS(阪神2000m)

だけ。

 

つまり「これ以外の重賞は牝馬特有のキレでなんとかなる」と言えます。

(正確に言うとそうではないレースもありますが、距離も含めた観点から)

だから、その牝馬特有のキレ味勝負で結果を出した馬が人気→キレ味より体力問われるエリザベス女王杯で凡走の絵図が先ほどの人気馬凡走の傾向をしめしているわけです。

 

いっぽう人気薄の馬は牝馬特有のキレ味勝負で凡走し人気を落として体力問われるエリザベス女王杯の条件でキレ不足を補い好走する。

こういった理由で荒れる傾向があると言えます。

 

同じ理由で「牡馬混合戦」で好走してきている馬はエリザベス女王杯でも好走する傾向があります。

先ほどのとおり、牡馬の方が牝馬より体力・タフさが優れているためそこで好走する=エリザベス女王杯の問われる適性があると言えます。

 

2021年勝ち馬アカイイト
→牝馬らしいキレ味皆無

2020年2019年勝ち馬ラッキーライラック
→牝馬限定戦でキレ負け牡馬混合で結果

2018年勝ち馬リスグラシュー
→牝馬限定戦でキレ負け

2017年勝ち馬モズカッチャン
→ハービンジャー産駒のキレより体力型

 

そして2017年・2018年・2019年2着のクロコスミア=逃げ馬でしぶとく粘る=キレ味ではなく体力型。

このように適性がマッチする馬が走る傾向があると言えます。

もちろん展開次第。

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また、「出られるなら出る」という記念出走の馬が多少はいるとはいえ基本的には適性ある馬が目指すレースなので前走重賞以外から出走してきた馬は…

重賞  【10,9,9,99】
重賞意外【0,1,1,44】

当然のように苦戦傾向です。

 

参考までに好走している2頭の前走重賞以外だった馬は…

・2012年1000万下(現2勝クラス)からの3着ピクシープリンセス
→前走2400mを使う体力派でかつ「不良馬場」だった。

・2013年1000万下(現2勝クラス)からの2着ラキシシス
→2戦連続2200mで勝利して体力面では不安なかった。

ここでも言える事は「スピードではなくスタミナ」ですね。ちなみにラキシスは翌年のエリザベス女王杯勝ち馬です。

 

穴馬を探す、見つけるなら(といっても上記2頭は6番人気)どういった馬かが見えてきますね。

正直に言うと2020年2着のサラキアは私には買えない馬で。末脚切れ味偏重の馬でしたがエリザベス女王杯展開向いて2着。同じ理由で軽視した有馬記念でも2着。

 

この馬に関しては例外(超覚醒した馬)として考えています。10年に1頭の覚醒馬なんて予想する上では考えない。

傾向として最後に書いておきたいのが「秋華賞経由」に関して。

確かに前走秋華賞の馬は「2,3,1,22」と良績を残していますが…「余力の有無」が重要です。

 

おそらく(というかほとんどの馬が)秋華賞を獲りに行った上で結果が出た→もう一丁!or出なかった→もうワンチャン!で出てきます。

最後の一冠を何が何でも!……のタイプは余力なし、または「エリザベス女王杯の特需条件」が合わず敗戦しています。

 

2021年
・アカイトリノムスメ
→桜花賞4着、オークス2着で何が何でもの秋華賞1着、エリ女7着

・ステラリア
→オークス13着、秋華賞6着、エリ女2着

2020年
・ウインマリリン
→オークス2着、秋華賞15着(先行馬全滅)、エリ女4着

2019年
・ラヴズオンローユー
→オークス1着から直行のエリ女3着

・クロノジェネシス
→桜花賞3着、オークス3着でで何が何でもの秋華賞1着、エリ女5着

2017年
・モズカッチャン
→オークス2着、ローズS7着、秋華賞3着、エリ女1着

過去5年だけみても「秋華賞で何が何でも、悲願のG1制覇」をした馬は凡走、秋華賞ダメでも状態・適性次第で狙ってきている馬は好走の図が見えます。

 

このように考えると……アノ人気馬は嫌ってナンボ、となりますね。

 

3歳馬だから・斤量軽いから有利ではありません。

その分体力に関しては古馬に一日の長がありますから。

 

「中身」をみないとダメ、数字だけ追いかけるデータ遊びが好きな人はダメ、となります。

……以上のような傾向を頭に入れつつ
エリザベス女王杯2022予想オッズをみていきます。

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エリザベス女王杯2022予想オッズ

1番人気 デアリングタクト  3.6
2番人気 スタニングローズ  4.0
3番人気 ナミュール     5.1
4番人気 ジェラルディーナ 7.7
5番人気 ウインマリリン  12.8
6番人気 ピンハイ     14.2
7番人気 アカイイト    16.9

netkeibaさんのエリザベス女王杯2022予想オッズより。
以下私の出走予定各馬に対する思い込みと偏見です。

 

◆デアリングタクト
エリザベス女王杯2022予想オッズ1番人気は2020年の牝馬3冠馬デアリングタクト。1年ぶりのヴィクトリアマイルは適性外(マイルでの牝馬キレ味勝負は合わない)、宝塚記念はそれを裏付けるかのようにタフな条件で好走、オールカマーは立ち回り戦になり後方にいた時点で出番なし、が今年の3戦です。オールカマーは競馬においての展開がいかに重要かを教えてくれたレースですね。まあ裏を返すとそれを跳ねのけるのは至難の業でそれをするだけの能力はない…と言えなくもないですが。正直にいうと嫌う気満々だったのですが、世間の風潮で「3歳」が注目されることで相対的にオッズ妙味が出ている気もしています。現状はフラットな目線で枠順・展開妄想ですがおいしさあったとしても本命というより2列目かな、と。タフさを活かしたいので雨は相対的にプラスと考えます。

◆スタニングローズ
エリザベス女王杯2022予想オッズ2番人気は秋華賞で「悲願の」G1制覇となったスタニングローズ。悪い顔の対象はこの馬ですね。大きく崩れないエライお馬さんですがオークス2着、紫苑S1着からの秋華賞で「最後の一冠」にかける思いは強かったと言えます。また出遅れ・展開に恵まれなかった3着スターズオンアース、荒いレースをした2着ナミュールに対して「完璧な競馬をして」1着となると同様に恵まれるかは(まあこの手の競馬が上手いタイプは恵まれやすいものですが)?立ち回り戦なら上位ですが「タフなレース」でそれが叶うかは未知(人気が無ければ話は別)。やはりこの人気では悪い顔したくなりますね!

◆ナミュール
エリザベス女王杯2022予想オッズ3番人気は桜花賞10着、オークス3着、秋華賞2着のナミュール。持っている「モノ」は世代屈指ですが春までは体重維持に苦労した馬でオークスからぶっつけの秋華賞プラス20キロは成長分というかこれまでの補填(?)もあったのかな、と。悲願叶わずのエリザベス女王杯は応援したくなりますね。スタニングローズを買うならコチラかと。また父ハービンジャーは上記ディアドラと同じで成長を見込めるとするならあり。後は…秋華賞はぶっつけのおかげもあり体重増で望めましたが、そこから中3週。秋華賞がたたき台でエリザベス女王杯狙い…ではないだけに体調維持がキーワード。また古馬相手の体力勝負にはやや不安がある。

◆ジェラルディーナ
エリザベス女王杯2022予想オッズ4番人気は前走牡馬混合のオールカマーを制したジェラルディーナ。元々はジェンティルドンナの子供として過剰人気なお馬さんでしたが力をつけてきました。買いやすい人気ですし牡馬相手のG2・2200mで勝利と飛びつきたいですがもともと折り合いに難があるお馬さんなのでスローペースだと怪しさ&これまで54キロまでしか走ったことがなく今回56キロという点はマイナス。本命にするも可・2列目で活用するも可で非常に悩ましいところです。

◆ウインマリリン
エリザベス女王杯2022予想オッズ5番人気は昨年2500mの日経賞、2200mのオールカマーを制してるウインマリリン。去年のエリザベス女王杯は体調ともなわず3番人気で16着と惨敗でした。大阪杯も体調足りず、宝塚記念は「らしさ」が見られる7着、そして札幌記念は◎でお世話に。牝馬特有のキレ味は持ち合わせていなく前々から立ち回りを活かしなだれ込む競馬が理想。その意味では逃げ馬が飛ばしてインの2,3番手の形がとれれば。もちろん内の馬場が悪くないの条件付き。「内」「前」を買うなら買いたいお馬さんです。

◆ピンハイ
エリザベス女王杯2022予想オッズ6番人気は春は伏兵ながらも頑張ったピンハイ。チューリップ賞は13番人気2着、桜花賞13番人気5着、オークス13番人気4着。そして前走3勝クラスを制してエリザベス女王杯へ。悲願のG1…という意味では応援したいですが、ミッキーアイル産駒でタフな阪神2200mのエリザベス女王杯のイメージが…もちろん血統が全てではなく「個」を観る必要がありますが。兄弟も父親が違うとはいえダート短距離馬で強気には押せないです。最内枠を引いて内の馬場が良くてタフな展開にならない……なら。

◆アカイイト
エリザベス女王杯2022予想オッズ7番人気は昨年のエリザベス女王杯優勝馬アカイイト。正直昨年はまったく目にもはいっておらず4コーナーでまくって先頭をうかがっている状況で「この馬であんな強気の競馬するのか」と思ったら幸騎手。キレイな顔をして先週のサンライズホープしかり強気の競馬をします。元々が上り最速でも34秒台、35秒台のレースで好走していてキレではなくタフさで勝負するお馬さん。ここ3戦の馬柱はキタナイですが大阪杯10着は相手強い&後ろには厳しい、ヴィクトリアマイル→1600mのキレ味勝負なんて向くわけがない、府中牝馬S→上り33秒問われるレースじゃあ無理…と言い訳は可。今年も「差し届くタフなレース」と想定するならチャンスあり。

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エリザベス女王杯2022雨に強い馬・重馬場プラスの馬

エリザベス女王杯2022予想オッズをみて人気順にアレコレ書いてみました。

また冒頭で書いた雨・重馬場に強い馬に関して考えておくと…

 

・デアリングタクト
…桜花賞1着(重馬場)、金鯱賞2着(重馬場)から雨・重馬場は可

・スタニングローズ
…経験なし

・ナミュール
…経験なし

・ジェラルディーナ
…経験ないがかかる馬にとっては雨・重馬場はプラスに働く傾向あり

・ウインマリリン
…AJCC6着(不良)、走れなくはない

・ピンハイ
…経験ない

・アカイイト
…2勝クラス1着(不良)から可

 

ーー以下人気薄経験ある馬のみーー

・ホウオウエミーズ
…1勝クラス、2勝クラス1着(重馬場)

 

もちろん雨・重馬場といっても

◆開幕週の重馬場
◆使い込まれた馬場での稍重

だったら後者の方がパワーがいるなどの「実情」もありますが…

 

一応、戦績から重馬場に強い・雨でパフォーマンスを落としにくい馬としては

・デアリングタクト
・ジェラルディーナ
・アカイイト
・ホウオウエミーズ

があげられます。

 

また、雨が得意という表現分かりやすく書いただけで、雨が得意・重馬場が得意なんて馬はいません。

 

え?んなわけないじゃん!

 

って思いました?

じゃあ、芝レースで良馬場より重馬場の方が速く走れる馬いるのかってお話です。

いないですよね。

 

正確にいうと、雨・重馬場でパフォーマンスがあまり落ちない馬が「相対的に」得意といえ、雨・重馬場でパフォーマンスが落ちやすい馬、落ち幅が大きい馬が「相対的に」苦手と言えます。

 

傾向としては…

・キレ味特化の馬はそのストロングポイントのスピードが削がれるため雨/重馬場は苦手な傾向

・キレずバテずの鈍足タイプは削がれるスピードの幅が狭く、結果として雨/重馬場は得意な傾向

といえます。

エリザベス女王杯に限らず参考にして頂けると幸いです。

 

まとめます!

上記エリザベス女王杯2022予想オッズ1~7番人気の馬で「適性」「傾向」から買いたい馬は…

・デアリングタクト
・ジェラルディーナ
・ウインマリリン
・アカイイト

上記に出てきていない穴馬でいうなら…

 

・ウインキートス
…内+前が活きるなら

・ルビーカサブランカ
…最近苦戦が続いていますがもともと1800mは忙しい。距離が伸びてタフさが活きるなら一発面白い穴馬。

この辺を上手く絡めて馬券構築をしたいと考えています。

(もちろん枠順、馬場状態をみてですが)

 

以上、エリザベス女王杯2022予想オッズと傾向、雨に強い馬なども絡めつつ…

考察記事でした!