天皇賞秋2022予想オッズと傾向をみて穴馬の可能性を考える記事です。

 

昨年の天皇賞秋はエフフォーリア・コントレイル・グランアレグリアと人気馬ワンツースリーで穴馬の出番がありませんでした。

でも、アレはアレで

 

「どんなに穴馬=サンレイポケットが頑張っても人気馬が好走できる条件・適性だったら穴馬の出番はない」

↑競馬の基本を確認できるレースでしたね^^

 

とはいえ、ですよ。

人気馬のワンツースリーは7%程度しか発生しない以上、積極的に4番人気以下から。あわよくば穴馬で好走しそうな馬を探すことはギャンブルである以上大事な行動。

 

気合入れて予想をしていきましょう!

それでは天皇賞秋2022予想オッズと傾向をみて穴馬の可能性を探る、
お気楽にお付き合いください。

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天皇賞秋2022予想オッズの前にデータと傾向

天皇賞秋2022予想オッズを観ていく前に予想に役立ちそうな傾向やデータをJRAのホームページからパク……引用の上咀嚼しご紹介します。

データはタダの数字ですがそこから見えてくる傾向は「問われる適性」を知るうえで役に立ちます。

 

今日は…

 

◆東京競馬場の重賞で3着以内の経験有無

あり【10,8,9,79】
なし【0,2,1,51】

と、東京競馬場での重賞好走経験がある馬が圧倒。母数も多いですが好走率でみても高くこれは無視できない数字です。

 

東京競馬場と言えば直線が長く、末脚・キレ味が問われる傾向があるいっぽう、ペースが速くなるとキレ味があってもバテてしまって最後脚が止まる馬もいます。

この場合は「持続力」が問われ……これは展開・ペース次第なので「その年次第」と言えます。

 

適性として分かりやすいのが2019年の天皇賞秋でしょうか。

(毎度まいど引き合いにだしてファンの方には申し訳ないですが…)

勝ったのはスピードとその持続力に長けていたアーモンドアイ。これはまあ違う世界の話なのでおいておいて。

 

分かりやすい馬がサートゥルナーリア。

アエロリット(体力ある馬)がストロングポイントを活かすべく
よどみないペースで逃げて

アーモンドアイ他有力馬が前々で競馬して上位入線していますが…

 

サートゥルナーリアは2~3番手でレースをして
バテて6着。

逃げたアエロリットは3着に粘る。
4コーナー3番手のダノンプレミアムが2着になだれ込む。

 

サートゥルナーリアはスローペースのぬるま湯レースでイバりますが
体力・地力が問われるレースになるとヘタれるお馬さんでした。

ペースが流れて耐性が問われると
スローペースの切れ味勝負が得意な馬はバタっと止まってしまいます。

 

(もちろん高いレベルの話ですよー)

 

それを示すように耐性の無い先行馬は止まりました。

そして後方から4着に突っ込んできたのは3400mのダイヤモンドSを同年制していたユーキャンスマイル。

体力が問われたことは明白です。

 

キレ味だけじゃダメというのはこういったポイントから。

 

ちなみに、東京の重賞で好走歴がなく馬券になった3頭は…

・2020年フィエールマン/2着
→東京は新馬戦1着のみの経験。天皇賞春2勝。スタミナタイプで不安もありましたが上り最速で突っ込んで2着。

・2018年サングレーザー/2着
→東京は安田記念5着のみの経験。少なくてもG3で3着よりは価値があると言えます。

・2012年ルーラーシップ/3着
→東京はプリンシパルS1着、ダービー5着、当然たまたま走ったわけではなくシンプルに強い。

 

3頭の名前を観ての通り「そもそも強い」馬であることは分かりますよね?

 

そして、サングレーザーは中段から上り最速、フィエールマン・ルーラーシップは「後ろから持続力ある差し脚」で上り最速。

分かりやすいです。

 

天皇賞秋は「上りの脚」が問われる。

ただしその質は展開ペースによって変わる。

 

もう一つ…これは「使い方を間違えると痛い目をみる」データです。

 

天皇賞秋において過去10年6歳以上の馬は…

【0,0,1,55】

と苦戦をしています。

 

これを見て「よーし若い馬だ!オジサンは消しだ!」……としても良いのですが一応「個」をしっかりと見ておきたいです。

あくまでこれは「マレ」な事例ですが。

 

2009年の天皇賞秋を制したのは6歳馬どころか8歳のカンパニーでした。

前年の2008年は「ダイワスカーレットvsウォッカ」の陰に隠れていましたが小差の4着。当年も中山記念1着、安田記念4着、宝塚記念4着、毎日王冠1着と活躍。

 

3歳時から長く活躍してきた馬ですが「年を重ねてなお絶頂期」でスピード・切れ味まったく衰えていない馬でした。

ここから言える事は…

 

「年齢」の括りはスピードを観る指標の一つです。

一般的には成長した後は年と共にスピードが衰えていくもの。これはスピードが問われないダートの方が高齢馬の活躍が多いことからも分かります。

 

でも。

馬によってはスピードが衰えることなく引き続き「絶頂期」であれば年齢は関係ないということです。

カンパニー自身、安田記念4着→宝塚記念4着→毎日王冠1着の流れにも関わらず天皇賞秋は5番人気でした(美味しく頂きました!)。これはデータという数字遊びしかできない人が「個」をちゃんと見なかった結果です。

 

天皇賞秋で問われるものは何か?

 

を考えればカンパニーを重用しない理由はどこにもありませんでした。

…だからって全ての高齢馬がカンパニーできると言っているわけではありませんよ!笑

 

「適性=問われるものは何か」をちゃんと考えましょう

↑こういうことです。

 

以上のようなことを念頭に置きつつ
天皇賞秋2022予想オッズをみていくと…

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天皇賞秋2022予想オッズ/h2>

1番人気 イクイノックス  2.4
2番人気 ジャックドール  3.3
3番人気 シャフリヤール  3.7
4番人気 ダノンベルーガ  8.6
5番人気 ジオグリフ    13.2
6番人気 パンサラッサ   18.4
7番人気 ポタジェ     40.0

netkeibaさんの天皇賞秋2022予想オッズより。
以下出走各馬に対する私の思い込みと偏見です。

 

◆イクイノックス
天皇賞秋2022予想オッズ1番人気は皐月賞2着、日本ダービー2着のイクイノックス。末脚というテーマはピッタリ、東京も走る。条件・状況という点においてはピッタリといえます。ダービーに関しても大外枠からルメール騎手ができる競馬をやった形。今回休み明けで状態次第、また時計がでる馬場だとしたら位置を落としたら差し届かずの絵があっても驚けないです。予想オッズだけではなく実際にも1番人気でしょうから2列目の一頭として上手く活用したいです。

◆ジャックドール
天皇賞秋2022予想オッズ2番人気は札幌記念を逃げずに制したジャックドール。左回りの方が良いとされるなか、コーナー4回というパンサラッサの得意条件(1800mベストですが)で最後粘られながらも競り落として制したことは収穫でした。ただその札幌記念はパンサラッサにしては馬場が重い札幌とは言え「控えめ」な逃げで、パンサラッサ特有の「肉を切らせて骨を断つ」ハイペースではありませんでした。今の東京の速い馬場でパンサラッサが自分の競馬をしたときに、「ジャックドールが自分の競馬をできるか」はやってみないと分かりません。やってみないと分からない人気馬を本命にしたいかどうか…はその人のスタンス次第ですね。重用はしますが。上記東京重賞3着以内を当てはめると「経験なし」のカテゴリーです。

◆シャフリヤール
天皇賞秋2022予想オッズ3番人気は昨年の日本ダービー馬シャフリヤール。日本ダービーを上り最速で制しているからキレ味の馬と勘違いしたくなりますが、兄はキレずバテずのアルアイン。本質はキレより持続性の馬だと考えています。日本ダービーは結果的に速めに抜け出したエフフォーリアが良い目標となり最後脚を使った形。上り3ハロンは3頭同タイムですから。今回海外遠征帰り、時計が速い馬場、そして人気上位馬を評価するなら相対的にこの馬の評価は下げないといけない…のは本命党以外の宿命。もちろん「前」に厳しく、タフさが活きると考えるなら重用する必要があり。展開・馬場次第かと。

◆ダノンベルーガ
天皇賞秋2022予想オッズ4番人気は皐月賞4着、ダービー4着のダノンベルーガ。溜めればキレるという意味では天皇賞秋の傾向にピッタリですが、早い仕掛けで粘り込ませるスタイルの川田騎手とはアンマッチ…な気もしています。ダノンプレミアムのようなタフさが売りの馬にはピッタリだと思いますが。その意味でパンサラッサがハイペースで飛ばす(であろう)レースでどの位置をとるか。前々に行けばサートゥルナーリアのように垂れるでしょうから後ろから「これしかない」という末脚にかけるか。私自身やらかしましたがダービーの1番人気はちょっと売れすぎで妙味ありませんでしたね。位置取りに関するコメントには要注意です。

◆ジオグリフ
天皇賞秋2022予想オッズ5番人気は皐月賞馬ジオグリフ。皐月賞で本命にしてお世話になる→ダービー軽視と適性を上手く読めている馬だと思います。この馬は小回りでこその馬。その意味では東京2000mはベストの条件ではない。そしてベスト条件でない状況で上位に来れるだけのモノがあるかどうか。私は3連系を買う場合のお茶濁し△までかな、と考えています。

◆パンサラッサ
天皇賞秋2022予想オッズ6番人気は最高の賑やかしのパンサラッサ。私はこの手の逃げ馬が大好きです。レースを引き締めてくれるし条件が合えば当然残る。ついてくる?付いてきてもいいよ。つぶすけどね!……という肉を切らせて骨を断つレースが持ち味。……なので札幌記念のような控えめの逃げは本来自分の持ち場ではない。本来のこの馬の恐さは「肉骨逃げ」ですが、今回それを高速馬場の東京でやるかどうか。やっても逃げ受難&2000mは微妙に長いし、変にドバイターフを勝ってしまったことで「守り」に入って控えるようだと良さがでない。かなり乗り難しいと思います。展開を妄想するのが楽しくてしかたないですね。重用か無印か極端な評価となります。

◆ポタジェ
天皇賞秋2022予想オッズ7番人気は大阪杯の勝ち馬ポタジェ。この馬もジオグリフどうようの小回り・内回りのタフなレースでこその馬です。そう考えると条件は適性外といえます。ポジティブな事をいうなら、パンサラッサが飛ばして上りが問われないバテ合いになった場合ジワジワと追い上げる形、でしょうか。少なくても毎日王冠1800mよりはマシな条件です。わざわざ本命にするには適性外からもナシでやはり3連系を買う場合のお茶濁し△までかな、と。

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天皇賞秋2022穴馬の可能性は

天皇賞秋2022予想オッズ人気上位~中穴あたりをみてみました。

うーん、、、人気上位に適性がある馬が多く今年も大荒れは厳しそうな気もしますが…

 

それでもエンターテインメント的に期待をしてしまうのがパンサラッサの動きですね!

変に溜める位ならぶっ放して直線半ばまでファンや陣営をドキドキさせるような競馬を期待したいです。この時に…だれが恩恵を受けるかを考えるのが天皇賞秋2022の予想の中心かな、と。

 

(あとはバビット=ノリさんがどんな動きをみせるか…笑)

ちなみに穴馬として可能性がある馬は天皇賞秋に関しては「後ろ」です。

 

パンサラッサやジャックドールが入る以上、前に活路はありません。

とはいえ、、、他の出走予定馬のマリアエレーナ、カラテ、ユーバーレーベン、バット、ノースブリッジ、アブレイズ、カデナ、レッドガラン……ちょっと厳しいですよね。

 

「末脚」に拘るなら……カデナですがカデナが突っ込んで来られるなら普通に人気馬が来そうです。

ということで!

 

久しぶりに穴馬注目はなし!あえて言うなら「みんなが厳しいと思うパンサラッサ」ですかね。

 

おそらく天皇賞秋2022予想の方針は

・人気馬の着順付け
・馬連/ワイド少点数

となると思います。

 

以上、天皇賞秋2022予想オッズと傾向みて穴馬の可能性を探る!でした。

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