芝とダートの違い、検索でこのページに来られた方は競馬初心者の方が多いと思いますし、いつもこのサイトをご覧頂いている方は競馬中級者~が多いと思います。
今日は、この芝とダートの違い、当たり前と思っていることでも改めて考えてみると競馬予想における「適性」という重要な部分が見えてくる、今までフワっと分かっていたつもりだった部分が腑に落ちる…
そういったこともあると思います。そう長くはない&とっつきやすく浅めに書くので是非気楽に、最後までご覧いただけますと幸いです。
それでは、芝とダートの違い、そして適性のお話、よろしくお願い致します。
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競馬における芝とダートの違い
芝とダートの違い、観たまんま…とかそういった話ではなくて、そこから考えられる、予想に繋がる「競争馬の適性」の話をしていきたいと思います。
そもそもですが、
・芝
・ダート(砂)
競馬において、日本ダービーや、天皇賞、有馬記念などBIGレースが行われる(多い)のが「芝」であることは競馬初心者の方でもなんとなくわかる(知っている)と思います。
そう、あの緑の芝の上を走っている、競馬中継ではなく、一般のニュースでもたまに取り上げられるようなレースは「芝」コースで行われます。
要は日本においては「主流」が「芝」なんです。
(アメリカはダートです)
そして、日本に置いては「ダービーに始まりダービーに終わる」という言葉がある通り、ホースマン・競馬に携わる人の目標は「日本ダービーを勝つこと」です。
※日本ダービーは5月下旬に行われる3歳馬限定=一生に一度しか出走するチャンスがないレース
つまり、日本ダービー(=芝)を勝てる馬を、生産・育成・馬主になることが大目標である。…この前提を先ずは押さえて置いた上で、芝とダートの違いをみていこうと思います。
「ザックリ」言うと
・芝=スピード重視
・ダート=パワー(タフさ・スタミナ)重視
が、競争馬に求められる適性、芝とダートの違いです。人間だって砂浜を走れ!と言われたら体力メッチャ使いますよね?
これは競馬初心者の方も、本やネットや知人に聞いたことあると思いますし、競馬中級者以上の方は「は?今更何を当たり前のこと言っちゃてるの?」という事だと思います。
↑でもコレ当たり前のことですが、これが派生して予想へ繋がっていくので、シンプルなことですが「超大事」なことです。
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芝とダートの違い|馬体
芝とダートの違いを馬体の面で観てみると、これは詳しい方は本当にメチャクチャ詳しいですが、
・芝馬:しなやか
・ダート馬:ガチムチ
で、あることが多いです。これは上記スピードとパワーを考えると何となく想像がつくことではないでしょうか?…本当なら事例で画像を張るべきなのでしょうけれど、「大人の事情」を突き詰めると気軽に張れないので、、、
また、馬体重と言う面でいうと、これはぼやーっとで十分ですが、
・ガチムチ:短距離
・スレンダー:長距離
が、比較的大きな括りにもなります。これも人間で置き換えれば分かる通り、100m走選手とマラソン選手の体つき観れば…ですよね。
これを掛け合わせてみると…
ダート短距離=ガチムチのガチムチが向きやすい
芝長距離=スレンダーな優等生キャラが向きやすい
となります。
ちなみに先の通り、芝のレースでも短距離はガチムチ系の馬が多く、秋に行われるスプリンターズSは500キロ以上の馬の好走がやはり多いです。体重=パワーは直結しています。(中山競馬場は最後の直線に坂があるから余計にパワーが必要という複合要素もあります)
まあここら辺は芝とダートの違いのちょっとした要素でしょうかね。
芝とダートの違い|脚質
芝とダートの違いにおける脚質についてみておくと、「全てのレース馬場状態・展開次第が大原則」ですが先の通り、ダートは力がいる=芝より走りにくい=スピードが出にくい…
という事で、芝に比べて前=先行馬が残りやすい(後ろの馬がスピード出にくい)です。
だからダートでの物凄いごぼう抜きは稀ということになります。乱暴な言い方したらダートでは前で競馬する馬をまとめて買っていればそれなりに当ります(笑)
また、芝とダートの違いで脚質に関わってくるポイントが後ろで競馬をする馬は前の馬が蹴り上げた砂をもろにかぶる、という事象があります。
だから砂を被らない前に行く馬はノーストレスですし、中には砂を被ることが大嫌いな馬もいるので(後述あり)馬の個性がでるので面白い部分でもあります。中には砂を被った方が落ち着く…なんてドMなお馬さんもいますから。
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芝とダートの違い|競争能力
誤解を恐れずに言うと、先の通り(本来は)全てのお馬さんがダービーを目指して(人間のエゴ)生まれてきます。
つまり、「芝」で勝負になるスピードが望まれる…のですが、ご存知の通り、ダートで活躍した馬の子どもは始めからダート狙いで走ったりしていますよね。
そう、スピードと言う点に置いては競争能力が高い馬が芝で活躍しています。
芝とダートの違いで考えると、ホースマンの心の奥底にはどうしても「芝>ダート」はあります。だってG1の数を観れば分かりますよね?
そして、芝での活躍を夢見て芝でレースをしてきても、勝ちきれない、スピードが足りない…といった理由で「ダートを使ってみる」という馬が出てきます。
基本的に下級条件で多いですが、中には芝の重賞を勝っていても頭打ち(G1に届かない、その後好走止まりなど)の馬=スピード不足な馬がダートに活路を見出してきます。
調教師のコメントでは、「走り方からダートが合うと思う」「一度ダートを使ってみたかった」という馬主に配慮した表現でメディアに掲載されますが、
芝じゃスピード足りないからスピードなくても良いダートなら何とかならないかな?
↑これが実際のところです。ホンネ。
で、人気になったら……惨敗。なんてことはザラ。もちろんバチっとハマって走る馬もいますが…
いくら調教でダートを走っていてもレースは一頭で行うタイムトライアルではありません。他の馬がいます。これを踏まえて「初ダートの人気馬」に関して言えば、
・内枠を嫌う(包まれて砂を被る、嫌がるリスク)
これは基本中の基本です。私が騎手だったらそんな人気馬絶対に外に出させません(前提がおかしいですが)。
そもそもの競争能力があることは分かっているのだから人気で走っても驚くことではなく、むしろ砂をかぶって惨敗、他の馬が美味しい配当になる、これに期待ですね。
芝とダートの違い|雨
芝とダートの違い、雨の場合。
なんだかんだ長くなってしましたが大丈夫ですか?そろそろ終わりなのでもう少しダケお付き合いください。
雨が降った時の芝とダートの違いも競馬予想をする上では知っておきたいですね。初心者の方は競馬を教えてくれた人がちゃんと情報くれている…かな??
・芝→パワー(タフさ・スタミナ)が問われる
・ダート→スピードが問われる
気付きました?先に書いた、芝とダートの違いの「逆」の適性が問われる・活きてくるんです。
芝は雨が降ってぬかるめばぐちょぐちょになって走りにくく、力がいる馬場になりますし、ダートは雨がふると固まって(表現難しいですが…)、バフバフと脚が沈まなくなります。「脚抜きがよい」と表現されたりしますね。
だから、
芝では良馬場でレコードタイムが出る反対に、ダートでは重馬場でレコードタイムが出る。
こう言われるとダートは雨が降った方がスピードが問われると言われて納得いくでしょうか?
ちなみに芝は若干複雑で、渋った(雨が降った)方が良い=スピード不足でそれを補える・ごまかせると言えますが、※
地面まで濡れれば力のいる馬場となりますが、芝表面に付く程度の雨だと「単純に滑る」芝となり苦手という馬もいるから判断は難しい部分があります。
(※雨・重馬場が得意と表現される馬がいますが、雨が得意だからって、その馬が芝の良馬場で走ったときより速いタイムで走れることはありません。スピードの絶対値が問われ辛い=スピードが武器の馬の良さが削がれる=スピードが武器でない馬が相対的に優位に立つ、が正解の考え方です)
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芝とダートの違い|応用
競馬予想における、芝とダートの違い最後の項目です。上述したことを言い換えた、補足をしたダケになりますが…
◆ダート→芝の馬が好走するシーン
・短距離
・荒れ馬場
・重馬場
要はスピード不足を補える何かがある条件、です。極まれに陣営も気づかなかった切れ味を持った馬もいますが、、、それは本当に稀なので、、、
◆芝→ダートの馬が好走するシーン
・外枠
・重馬場
・東京/京都など比較的「軽い」ダート
砂をかぶり辛い外枠、芝で走ってきたスピードが活きやすい重馬場(そもそも芝で全くダメだった馬はアレですが…)そして、ザックリですが…
・軽いダート:東京、京都
・重いダート:中山、阪神
砂の深さ…と言えば分かりやすいのかな。ダートはダートでも力のいるダートが中山、阪神です。
逆に芝→ダート、フェブラリーS(東京競馬場ダート1600m)で優勝する馬が元芝馬だったり、芝も走る血統だったりするのは、G1という力が問われる舞台だからということもありますが、スピードが比較的問われる東京競馬場だから、というポイントもあると言えます。
まとめ
いかがでしょうか?
正直、競馬予想をしていく上では決して奥深い内容を書いたわけではありませんので、競馬歴長い方は物足りないかも知れません。
それでも、いるはずなんです。
初ダート1番人気内枠で本命にしている人とか。
基本ですが、その基本をおろそかにせず、地道にしっかりと予想をし&ウンウン考えて競馬という難解なギャンブルでありエンタテインメントを楽しんでいきましょう!
競馬予想における、芝とダートの違いに関してでした!!
ーーあとがきーー
・穴馬の見つけ方
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