京都記念2023で過去配当と脚質をみて予想に活かすネタ=穴馬の可能性を探っていきます。

 

今年の京都記念は昨年のダービー馬ドウデュースの出走、一昨年の年度代表馬エフフォーリアの出走もあり盛り上がりそうですね!

……ですが「それはそれ」。

 

「馬券は馬券」です。

 

常に悪い顔をして人気馬の嫌いう要素を探し穴馬の可能性を探っていきましょう!

それでは京都記念2023過去配当と脚質をみてアレコレ考察、
お気楽にお付き合いください。

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京都記念過去10年の配当から分かること

先ずは京都記念の過去10年配当をみてみます。

 

ここから「荒れる傾向」「荒れない傾向」を探ります。

※過去10の京都記念と書いていますが、京都競馬場改修につき2022年、2021年は阪神競馬場開催です。

 

【2022年】稍重※阪神開催
1着アフリカンゴールド(12番人気)
2着タガノディアマンテ(8番人気)
3着サンレイポケット(6番人気)

ー主要馬券配当ー
馬連:37,320円
3連複:73,310円
3連単:679,100円

 

【2021年】良※阪神開催
1着ラヴズオンリーユー(1番人気)
2着ステイフーリッシュ(3番人気)
3着ダンビュライト(6番人気)

ー主要馬券配当ー
馬連:570円
3連複:1,680円
3連単:5,190円

 

【2020年】重
1着クロノジェネシス(1番人気)
2着カレンブーケドール(2番人気)
3着ステイフーリッシュ(3番人気)

ー主要馬券配当ー
馬連:400円
3連複:400円
3連単:1,770円

 

【2019年】良
1着ダンビュライト(6番人気)
2着ステイフーリッシュ(1番人気)
3着マカヒキ(2番人気)

ー主要馬券配当ー
馬連:1,510円
3連複:2,190円
3連単:17,060円

 

【2018年】重
1着クリンチャー(4番人気)
2着アルアイン(3番人気)
3着レイデオロ(1番人気)

ー主要馬券配当ー
馬連:2,830円
3連複:1,260円
3連単:16,450円

 

【2017年】稍重
1着サトノクラウン(3番人気)
2着スマトレイアー(5番人気)
3着マカヒキ(1番人気)

ー主要馬券配当ー
馬連:3,620円
3連複:1,880円
3連単:16,070円

 

【2016年】重
1着サトノクラウン(6番人気)
2着タッチングスピーチ(3番人気)
3着アドマイヤデウス(4番人気)

ー主要馬券配当ー
馬連:2,880円
3連複:8,020円
3連単:45,480円

 

【2015年】良
1着ラブリーデイ(3番人気)
2着スズカデヴィアス(4番人気)
3着キズナ(2番人気)

ー主要馬券配当ー
馬連:3,040円
3連複:2,940円
3連単:24,210円

 

【2014年】稍重
1着デスペラード(6番人気)
2着トーセンラー(2番人気)
3着アンコイルド(4番人気)

ー主要馬券配当ー
馬連:4,270円
3連複:7,420円
3連単:81,540円

 

【2013年】良
1着トーセンラー(6番人気)
2着ベールドインパクト(3番人気)
3着ショウナンマイティ(2番人気)

ー主要馬券配当ー
馬連:2,380円
3連複:3,130円
3連単:25,280円

 

京都記念の過去10年配当を観て頂いてどうでしょう?2022年こそ「大荒れ」でしたが全体を通して配当は大人しめのレースです。

 

この要因としては出走頭数が控えめになりやすいから。

13頭以上のレースになったのは2016年と2022年だけ。他は均すと11頭程度の出走頭数です。

 

「とはいえ」

1番人気は2勝どまり。

ジェンティルドンナやハープスターが単勝1倍台で馬券にもなれない(4着以下)などの結果もあります。

(まあこれは両頭ともに「適性外」のレースで買う方がおか…おおっと。)

 

以下、京都記念には京都競馬場・阪神競馬場の違いはありますが、明確な「問われる適性」があるのでそちらを解説していきます。

まあこの特性が2022年の大荒れに繋がったのですが…

京都記念2023予想に役立つ傾向=展開

京都記念2023予想に役立つ傾向を解説していきます。

普段はJRAのホームページから使えそうなデータや傾向をパク…引用してくるのですがどうしても「過去10年の傾向」となると、阪神・京都混じってしまい実質的に2021年2022年の2年のデータしか使えない……のですが、、

 

「同じような」傾向があるので一つご紹介を。

 

◆4コーナー通過順

【2022年】稍重※阪神開催
1着アフリカンゴールド(12番人気)1番手
2着タガノディアマンテ(8番人気)3番手
3着サンレイポケット(6番人気)9番手

 

【2021年】良※阪神開催
1着ラヴズオンリーユー(1番人気)3番手
2着ステイフーリッシュ(3番人気)1番手
3着ダンビュライト(6番人気)2番手

 

【2020年】重
1着クロノジェネシス(1番人気)3番手
2着カレンブーケドール(2番人気)5番手
3着ステイフーリッシュ(3番人気)2番手

 

【2019年】良
1着ダンビュライト(6番人気)3番手
2着ステイフーリッシュ(1番人気)4番手
3着マカヒキ(2番人気)7番手

 

【2018年】重
1着クリンチャー(4番人気)4番手
2着アルアイン(3番人気)4番手
3着レイデオロ(1番人気)3番手

 

【2017年】稍重
1着サトノクラウン(3番人気)3番手
2着スマトレイアー(5番人気)4番手
3着マカヒキ(1番人気)4番手

 

【2016年】重
1着サトノクラウン(6番人気)1番手
2着タッチングスピーチ(3番人気)9番手
3着アドマイヤデウス(4番人気)4番手

 

【2015年】良
1着ラブリーデイ(3番人気)2番手
2着スズカデヴィアス(4番人気)1番手
3着キズナ(2番人気)8番手

 

【2014年】稍重
1着デスペラード(6番人気)2番手
2着トーセンラー(2番人気)4番手
3着アンコイルド(4番人気)4番手

 

【2013年】良
1着トーセンラー(6番人気)7番手
2着ベールドインパクト(3番人気)9番手
3着ショウナンマイティ(2番人気)1番手

 

そもそも出走頭数が少ないとはいえ(上述の通り)明らかに4コーナーで前々にいないとお話にならない展開のレース傾向が出ていますよね。

 

4コーナー3番手以内が8勝。

馬券圏内に目を向けても後方からツッコんでくるのは1頭いるかどうかです(2013年以外)。

 

この展開傾向には大きく2つの理由があります。

 

・コース形態
・レースの意味

 

・コース形態
…京都競馬場にしても阪神競馬場にしても2200mは「非根幹距離」と呼ばれる距離で、レースの質は「タフ」なものになりやすいです。

京都2200mは外回りですが京都特有の下り坂~直線のロングスパートが効くため加速に時間がかかる馬、スピードがない馬もヌゴゴゴと加速しばてにくい特性を活かせます=長く良い脚。

 

阪神2200mは「内回り」のため直線が短くそもそも悠長に後ろで構えていると届きにくいです。

だったらまくれば良いのでは?は一つの答えですが……

 

・レースの意味

京都記念に出てくる馬は大きく2つの括りに分けられます。

 

①ここをたたいてG1を目指す馬
②G2・G3常連馬(ここが目標でもあるし惰性で使ってもいる)

①の場合京都記念が目標ではないため無理に勝ちに行く=差し馬で外々をゴリゴリまくる競馬はいろいろリスク(事故、気性面の悪化)もありやりにくい。

 

ドバイや大阪杯が目標の馬ですね。

 

②の場合「いっつも適度な好走」の馬ステーフーリッシュのような馬は後ろから差して2,3着はキレる脚がないため出来るわけがなく、前々から惰性で粘り込みの形をとっています。

②の馬たちが好走できる=前々が残る展開の競馬ともいえるので……また更に言うと馬場の悪化が多い傾向もありますが…

 

勝ち馬の名前をみてピンとくる方!そう!

クロノジェネシス以外キレる馬一頭もいません。そのクロノジェネシスは溜めればキレるし早めに動けばタフ出しのスーパーホースの一頭。

 

やはり……

前々で競馬できるキレずバテずの馬たちのレースと言えます。

この傾向を考えると……

 

・目標は先
・差し馬

のドウデュースを4400勝ジョッキー武豊騎手がどう乗るか…注目ですね!

 

特に阪神競馬場で行われたここ2年の京都記念は前残り決着ですから(2022年は配当を観ての通り大荒れ!)、、、能力より適性、能力より位置取りとして悪い顔をするのもギャンブルとして面白いかなと思います。

以上のようなことを念頭に置きつつ
京都記念2023予想オッズをみて各馬に対してアレコレ書きます。

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京都記念2023予想オッズ

1番人気 ドウデュース   2.0
2番人気 エフフォーリア  4.0
3番人気 キラーアビリティ 4.7
4番人気 プラダリア    10.0
5番人気 ウインマイティー 12.6

netkeibaさんの京都記念2023予想オッズより。
以下、私の出走予定各馬に対する思い込みと偏見です。

 

◆ドウデュース
京都記念2023予想オッズ1番人気は昨年の日本ダービー勝ち馬ドウデュース。以降海外遠征、凱旋門賞では20頭立て19着と大敗していらいのレースとなります。もともと前向きさが良く悪くもの部分もありダービーを見据えて後から競馬した皐月賞3着、そしてダービーで計ったかのように1着。例えば今回が阪神外まわりの1800m、2400mなら同じようなレースをすれば有力な一頭かもしれませんが、小回り2200mしかも開幕週、そして上記の通り前々にいることが重要なレースでこのレースで無理=まくり競馬をすると気性的に次走以降難がでる恐れ…となると差し遅れを期待するのがギャンブル競馬です。性格がどんどん悪くなっていきますが…ダービー追い込み1着→ニエル賞→凱旋門賞大敗→京都記念3着(ムーア騎手4コーナー4番手)のマカヒキとダブりますねぇ。

◆エフフォーリア
京都記念2023予想オッズ2番人気は一昨年の年度代表馬エフフォーリア。昨年はG1のみ3戦して大阪杯9着、宝塚記念6着、有馬記念5着と結果がでず。3歳の頃の天皇賞秋でみせたエフフォーリア、コントレイル、グランアレグリアのキレ味はもう望めず、キレずバテずの馬として扱うべく。その点では今回の条件は「悪くない」ですし、上記成績が「エフフォーリア」という名前をみると物足りないですが例えばステイフーリッシュの成績ですと言われたら今回チャンスでは?となるはずです。……だからって今回本命にしたいかと言われてもNOですが(苦笑)ドウデュースよりも前で競馬するであろうことはプラスですが。後先考えず2,3番手からの競馬=皐月賞のような競馬ができれば…でしょうか。どうせドウデュースを怪しむ人はエフフォーリアを買うので妙味はない。

◆キラーアビリティ
京都記念2023予想オッズ3番人気はホープフルSの勝ち馬で前走G3中日新聞杯を制したキラーアビリティ。ホープフルSのように立ち回りを活かしたいところですが(私はそう思っています)、中日新聞杯では行きたがるところをみせ…「それで距離が伸びて」「タフさ求められるレースで」どこまでのレースができるかな…が今回のポイントでしょう。ドウデュースが後ろ、エフフォーリアの動きは読めないところがありますが「前」を選択し折り合えればありですが「後ろ」となると展開の傾向通り厳しいレースになるのでは?扱いが難しいです(人気が無ければ←ホンネ)。

◆プラダリア
京都記念2023予想オッズ4番人気は昨年青葉賞1着、ダービー5着で今年初戦日経新春杯3着にまとめたプラダリア。池添騎手の復帰で手戻り予定です。菊花賞や日経新春杯杯では後方からのレースになりましたが、理想は青葉賞・ダービーのように好位からの競馬。それは京都記念の展開=位置取りにマッチします。正直G1云々は現状足りない(これから急成長すれば…)ので、展開の利でこういうところで好走したいところ。前哨戦に強く、本番で…的な。前走中京でタフなレースをしたダメージがないかは注目。予想オッズ人気上位3頭から入らないなら買いやすいところですし、2列目の一頭としても向くと思います。

◆ウインマイティー
京都記念2023予想オッズ5番人気は昨年G3マーメイドS1着、G2京都大賞典3着のウインマイティー。京都大賞典や有馬記念(6着)で控えても競馬できる……とならずに「京都記念の傾向」を考えて前々で競馬すれば持ち前のタフさを活かしての競馬もあるかな、と。同型にアフリカンゴールド、キングオブドラゴン、ユニコーンライオンがいるので逃げるという意味ではなく「前々」が理想です。溜めてもキレない(京都大賞典は差して3着というより前々にいた1~5番手の馬が人気薄=力不足で勝手に垂れただけ)ので上記馬たちの「馬群」で競馬して最後バテ合いに持ち込みたい。

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京都記念2023・穴馬の可能性

京都記念2023の過去配当をみて→大荒れはあるとはいえ荒れる傾向強いレースではない

が、

 

人気の差し馬が取りこぼし&適性外の馬のとりこぼしある。

 

そして、「展開」として明確に「先行馬」に利がある。

この前提で穴馬を探すとなると「差し馬」の訳がないですよね。結果的に前総崩れとなることは競馬なのでありますがそれならドウデュースが普通に来るわけで。

 

ということで穴馬候補は…

 

・ユニコーンライオン

でしょうか。

逃げ馬候補は昨年の勝ち馬アフリカンゴールド・キングオブドラゴンがいますが現状を考える&坂井騎手への乗り替わり(キングオブドラゴンで前走2着)を考えると色気があるのはこの馬でしょう。

 

歴史は繰り返される…そんな京都記念を期待したいです。

もちろん開幕週なので土曜日の馬場みて、また枠の並びをみてどうするか、ですね^^

以上、京都記念2023過去配当&脚質を予想に活かすと?……な記事でした!

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