競馬における、調教・パドックに対する私見を…と言っても結論からいうと、「あまり気にしない」です。

これは軽視すると言う意味でもなく、調教やパドックで稼いでいる方をオトす話ではありません。ただ、我々一般人においては「先に、他にやることが沢山ある」ため「あまり気にしない」ということです。

 

ちょくちょくありがたいことに質問を頂くのでまとめて書いていきます。

以下にてその理由と書いていきます。少しでも参考になれば幸いです。

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競馬で調教を重視しない理由

競馬において調教を重視しない理由を3つ説明します。繰り返しですが「調教なんて関係ない！」という類の話ではないので、ちゃんと日本語が理解できている方のみ読み進めてください（上から！）。

①コスパ悪い

競馬で調教を重視しない理由1つ目はコスパが悪いから、です。コストと言ってもここでは「時間」です。調教をしっかり、しーーーっかりみようとすると、めちゃくちゃ時間がかかります。

時間がかかるし、経験もいるし、センスも入ります。

自信ありますか？

 

その馬単体、そのレースの調教をみただけじゃダメなんですよ。過去のレース、前走、好走時、凡走時などパターンを見る、さらに言うとその厩舎のクセや馬場状態から覚えているくらいじゃないとダメです。

良い調教をしたからってレースでそれを発揮しない馬もいれば、調教凡庸でもレースで何事もなく走る馬もいます。相手は生き物です。知識・経験を積む前に飽きますよ。割とマジで。

 

競馬を10，20年やっていて成績が良い方がさらなる高みを目指してプラスαとして調教を勉強することは分かりますが、そうでない場合「他にやることあるでしょ？」ということです。

調教に興味を持つ気持ちはわかりますが、まだまだ成長段階の方が生半可な気持ちで手を出すと……人生の多く（時間・お金）を無駄にすることになると思います。

②調教だけで予想していない

それでも〇〇新聞の△△記者、☆☆ブログの▲▲さんは良く当たる！……という意見もチラホラ以上にあると思います。

でもね、そもそもその人たちが調教だけで予想していると思いますか？

 

馬の能力があった上で（その馬の能力を理解できる競馬予想力の土台があった上で）、調教が良いから本命にしている

だけ、ですよ。

 

調教が良い馬ばかり買っていたら収拾がつきませんから。勘違いしちゃいけません。調教ありきの予想ではなく、予想の上に調教を「オン」しているだけです。

少年野球止まりでバッティングセンターに久しぶりにいったら絶好調だった！……私が、当番翌日の大谷翔平のボールをホームラン…いや前にボール飛ばせると思いますか？

あくまで馬の能力ありき、です。調子だけじゃない。

 

私含めて、強く言うなら「ほぼ全て」の人が調教を気にする以前の問題です。まずは馬の能力をみる力を磨きましょう。

繰り返します、調教ありきで予想をしているわけではないです。能力と…③。

③展開・馬場・適性が全てを凌駕する

結局はこれです。

 

調教がいかに良くても見え見えのスローペースで差し・追い込み馬を本命にしていてはダメってことですよ。届かない位置で競馬したらどんなに好調のディープインパクトだって届きませんから。展開・馬場・適性。

異論がある方はデアリングタクトがギベオンに負ける理由を教えてください。

 

展開・馬場で能力はひっくり返せます（適性はこの2つのちょい下）。調教ではこれが出来ないとは言いませんが、、、その幅ははるかに狭いです。

 

②に通じるところもありますが、調教で名をはせいる方もやはり調教はあくまでプラスオン。

「能力」があって、そして「展開も悪くない」だから調教も良いから本命にする、だと思いますよ（これに関しては多分です。聞いた事がないので。ただ展開を無視する人が競馬で長期的に勝てる理由が分からないです。）

以上、3つの理由から、多くの犠牲を払って「調教マニア」になれない方は、下手に調教に手を出さない方が良い、ということです。

後程ほど「じゃあどう調教とつきあうの」についても書きますので、ゆるーく読み進めてください。

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競馬でパドックを重視しない理由

競馬でパドックを重視しない理由…これは調教よりもシンプルです。

①単複党以外は対応できない

単複党の方はパドックまでみて、体重見て「納得いった上で」馬券を買うというスタイルもありだと思います。ただし、この場合は買いたい馬が暴れているなど大きなマイナス（と思われること）があった時に「ケン」、つまりそのレース自体を買わないという選択が獲れる「馬券師」だけです。

 

「じゃあこっちの馬にしようかな～」

程度の軽いノリならそもそもどうかと…

 

話を戻すと、単複、馬連少点数…ならまだパドック見ても良いかも知れませんが、その内の一頭のが微妙だったり、妙に良く見える（多くは気がするだけ）馬がいたときに「出し引き」する現場判断、瞬発力ありますか？？

3連複は？3連単は？

ね、無理なんですよ。だから「観るだけムダ」と言うか、見る前に馬券買ってしまいましょう。

 

と言うと、体重が二桁変わっていたらどうするの？と不安になるかも知れませんが、体重が減っていようが増えていようが、走る馬は走るし、走らない馬は走らないです。あたなにコントロールは出来ません。

最近の分かりやすいレースで言うと、◎ザダルがエプソムカップでプラス12キロ。休み明けで過去最高体重を10キロ更新。「無駄に」気にする人ならやめていたのではないでしょうか。

 

私はちょくちょく購入馬券公開していますが、

パドックはおろか馬体重も観られない時間ですよね。口だけじゃなく本当に気にしていないでしょう？（もちろん、パドック・馬体重云々ではなく、単純に買う時間が遅いこともありますよ）

「人生をかけた大勝負！」をするなら気持ちは分かりますけど……いや、そもそもそんな勝負をする人が理解できないので分からないです！笑

②パドックを見た気になっているだけ

凄いパドックを見るのが上手い人を何人か知って言いますが、裏を返すとそれだけしかいません。

殆どの人はパドックをみてアレコレ言っている自分に酔っているだけで、人生の大切な時間を無駄にしているだけです。

 

とっとと馬券を買って、優雅にコーヒー飲んだり、ビールでも飲んでレースを待った方が豊かになりますよ。パドックで良く見せていてもレースで走らないのが馬です。パドックダメでも走るのが馬です。

どうしてもパドックまでみて、相馬眼あるという方は思わぬ馬を拾えるかも知れませんが、成功体験ばかり人は記憶に残す物です。本当に意味のあることになっているか、一度ご自身の成績と照らし合わせてみてください。

まとめ：競馬で調教とパドックとどう付き合うか

ここまで、競馬において（ほとんどの人は）調教もパドックも気にしなくて良いよ～、他に重視するファクターあるよ～というお話をしてきました。

最後に、じゃあどう付き合うか…を記しておきます。

 

調教：最後、取捨迷った時に参考にする

です。本命を2頭で迷いに迷った！これ以上決めようがない！……と言う時に、調教を参考にしてみてはいかがでしょうか。

ただし、「あくまで、展開・馬場・適性・能力を十分に考慮した上でそれでも横並びなら」です。

一貫してお話しているとおり、最後敢えて強い言葉で言えば「調教なんかより展開・馬場・適性・能力の方がはるかに競馬予想で重要」です。

 

その上で、どうしても悩むなら最後のエイヤ！で調教をみる。

ただしあくまで新聞・ネットどちらにしても人の意見です（自分で調教みてもどうせ自己満足ですから止めましょう）。当たったらその人のおかげとあがめるのは良いですが、逆を引いてしまったときにその人のせいにするのは人として終わっています。止めましょう。

 

本命馬やヒモの最後の一頭取捨で迷う時に参考にしてみてください。……まあ正直ヒモは迷うなら両方買えばいいじゃん！ですが（笑）特に穴馬なら。

 

パドックは………ずーっと張り付いて居られる方や単複党以外は完全無視で良いと思いますよ。

調教とかパドックは普通の人には分からな、いいわばブラックボックスの中のことなんです。ちょっと知識を見せれば持ち上げられます。それを戦略にしているだけ。ただ、「それ以上に大事なことがある」と言うことを今日この記事を読んでご理解いただけたと思います。

 

先ずは自分で「展開・馬場・適性・能力」を見極める力をつけて、競馬を楽しむ。ハマった時の気持ち良さを味わって欲しいものです。

最後に、再度誤解なきよう念押ししておきますが、決して調教・パドックをオトしているわけではありません。他に重要なこと、優先すべきことがあるよね、生半可な勉強じゃただただ無駄になるんだよ、という事をお伝えしました。

以上、競馬の調教・パドックに対する私見でした！

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