日本ダービー2021穴馬の可能性を考えていきたいと思います。
出走予定各馬の思い込みと偏見による考察は→日本ダービー2021予想オッズ×傾向×出走予定馬考察×ボーダー
こちらの記事をご覧ください。
日本ダービー2021はエフフォーリアが無敗の2冠達成となるか、次にサトノレイナスがウォッカ以来の牝馬制覇なるか……という注目が集まってます。
仮にこの2頭が2頭とも好走しても馬券には「もうひと席」空いていますし、競馬は何があるか分からない=出遅れも、不利も、どん詰まりも、下手乗りも、落馬も…あります。1頭しか馬券に絡まない=「ふた席」空く可能性も一定以上の確率で、充分あります。
2頭とも凡走となると予想が難しくなりそうですが(苦笑)
席が空いている以上、穴馬について考えておこうと思います。お気楽にお付き合いください。
日本ダービー穴馬の条件
日本ダービー2021の人気薄=穴馬を見ていく前に、過去どのような人気薄の馬が穴を開けてきたのか見ていきましょう。
穴馬を探すといっても、ただ人気ない馬を選ぶのは違いますよね?
中には予想もできない激走があるのが競馬ですが、それはそれ。きっぱりと諦める。レース後「予想できたはずの穴馬」に走られると悶絶するので、それを防ぐ意味でしっかりと考えましょう。
以下、日本ダービーで過去10年馬券になった穴馬と、その特徴を簡単にメモします。
2020年
3着ヴェルトライゼンデ(10番人気)
G1ホープフルS,G2スプリングステークス2着馬。差し。
2019年
1着ロジャーバローズ(12番人気)
京都新聞杯2着馬。2番手からなだれ込み。
2018年
3着コズミクフォース(16番人気)
ダービーTRプリンシパルS1着。2番手からなだれ込み。
2014年
3着マイネルフロスト(12番人気)
G3毎日杯勝ち馬。2枠3番先行インベタなだれ込み。
2013年
3着アポロソニック(8番人気)
G2青葉賞2着、2枠3番逃げ粘り。
2012年
3着トーセンホマレボシ(7番人気)
G2京都新聞杯勝ち馬。2番手から粘り込み。
2011年
2着ウインバリアシオン(10番人気)
G2青葉賞勝ち馬も、「青葉賞組は軽視」が通例となっていてまったく人気がなかった。追い込み。
3着ベルシャザール(8番人気)
重馬場巧者、のちジャパンカップD(今のチャンピオンズカップ)勝利。大味競馬の為皐月賞惨敗はノーカウント可だった。
6番人気以下で馬券に絡んだ馬をピックアップしようとしたところ、2桁人気の穴馬がバンバン走っていることが分かります。先週のオークスではありませんが、やはり穴馬は一芸を持っていればそれがハマる時穴を開けるという事がわかります。
そしてその一芸の特徴として言えることは…
・(逃げ)先行
が主であること。
そしてただただ弱い馬が前に行って粘っているのではなく、それぞれダービーTR他で好走しているという共通点があります。人気薄で皐月賞からの巻き返しは過去10年でベルシャザールくらい。しかもこの日はドロドロの重馬場。
ちなみに、人気馬のワンツースリーだった2016年はシンプルにハイレベル戦で穴馬に出番はなく、同じく2017年は超スローからのまくりレースでやはり穴馬には厳しいレースでした。
そうすると過去10年で出てきていないのは2015年だけになりますが、この年は5番人気サトノラーゼンが2着。1枠1番インベタ。
結局のところ、強い馬に肉薄するには、
・(逃げ)先行
・内枠
が絶対条件。
そもそも力通りに決着するなら、こんなに穴馬がバンバン走るなんてことはありません。
一昨年2019年の1番人気サートゥルナーリアが勝ったロジャーバローズや3着ヴェロックスよりポテンシャルが低いとは思いませんが(disりまくりましたが評価は当然しています)、でも4着に負けています。
え?何?出遅れたから仕方ない?
出遅れたのが悪いんです。
サートゥルナーリアのゲートだけ開くのが遅かったのなら話は別ですが、いっしょ。つまり冒頭に書いた
競馬は何があるか分からない=出遅れも、不利も、どん詰まりも、下手乗りも、落馬も…あります。
↑これです。
強い(はず)の人気馬だって簡単に凡走します。「席」が空く可能性がある以上穴を探す作業は必要です。ゲートが開かないと分からないことが沢山あるのが競馬です。
日本ダービー2021穴馬候補
日本ダービー2021穴馬候補をみていきましょう。各馬の特徴、ストロングポイントを簡単に書いておきます。穴馬に対してアラ探しをすることは意味がないことです。
(人気馬に関してはアラ探しをするのが競馬予想です)
・グレートマジシャン
末脚のキレはメンバー随一。タフなレースになると止まる可能性高いので、緩い流れのヨーイドンなら。
・ヨーホーレイク
デビューから5戦すべて上がり最速。「皐月賞も含んで」です。ただ上がり最速といってもグレートマジシャンとタイプが違いパワー系。つまりタフな展開なら。
・ステラヴェローチェ
共同通信杯は負けたもののアレはたたき台。サウジアラビアRCの通り東京は問題ない。ただ軽い馬場より重い馬場の方が相対的に有利。後方タフな展開なら。
・アドマイヤハダル
皐月賞3番人気は売れすぎでしたが上手くまとまって4着。福永・松山・ルメール騎手と柔らかい騎手からゴリゴリ系のデムーロ騎手へスイッチが上手くいけば。コース替わりはプラス。
・レッドジェネシス
未勝利を勝つまで時間がかかりましたが出遅れるものの安定した競馬で京都新聞杯勝利。少なくても青葉賞より京都新聞杯の方が中身あった。ダービー2勝の典騎手が一発狙ってきそう。
・バスラットレオン
前走、競馬で大勝負!…とかいう頭のおかしい人をあぶり出した功労馬(本命にしたことが悪いという意味ではない/そもそも展開的にチャンスはなかった)。逃げの手が向く展開になれば。一芸持ち。確実に1600mよりは楽な流れになる。
日本ダービー穴馬の法則に当てはめると?
上記のお馬さんたちの特性を、日本ダービー2021穴馬の法則に当てはめると…
・逃げ先行
…バスラットレオン、(レッドジェネシス)
・トライアル好走馬
…グレートマジシャン、レッドジェネシス
となります。
また、先に紹介した法則外ですが穴馬の扱いになってはいる、皐月賞3着、4着のステラヴェローチェ、アドマイヤハダルもカチっとハマれば…でしょうか。
なんだよ絞らんかい!!……がごもっともな所ですが、展開次第でどうとでもなるので木曜日に発表の枠順、また土曜日の馬場状況をみて、展開妄想、そして最後はエイヤ!の予想です。
まとめ
まとめといっても先の通り結論は先になりますが、これを書いた現時点で日本ダービー2021穴馬候補を2頭に絞るなら……
◆ゆるいレースなら
グレートマジシャン
◆タフなレースなら
レッドジェネシス
でしょうか。タフなレースならヨーホーレイクも面白いのでウンウン唸って予想を楽しんでいこうと思います。
日本ダービーまで数日、楽しんでいきましょう!
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