マイルチャンピオンシップ2022予想オッズと傾向をみて各馬に対してアレコレ特徴を書いていきます。
今週も日曜日は雨予報なので雨に強い馬(重馬場)なども。
エリザベス女王杯は「逆に」不安があるとして人気の3歳馬スタニングローズとナミュールを軽視するなど「適性」は非常に大事です。
今週も良いネタとしてご活用頂けると…幸いです!
それではマイルチャンピオンシップ2022予想オッズと傾向をみて、雨に強い馬を添えて。
お気楽にお付き合いください。
スポンサーリンク
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズの前に傾向とデータ
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズを観ていく前に予想に役立ちそうな傾向をJRAのホームページで扱っているデータからパク……引用の上咀嚼しご紹介します。
データってのは……ドヤる人がいますが使い方を間違えるとただの数字です。
「そこから見える問われる適性」などをアナログ的に導いて初めて意味があること。
そうじゃないと年齢でジャンダルムを切ったり、脚質でパンサラッサを切ったりします。重要なのは中身。表面だけのデータどや系にはご注意を。
今日は……といってもね、、
例年京都競馬場で開催、ここ2年+今年は阪神競馬場で開催と過去10年のデータなんて役に立たないわけです。
「あれれ~?エリザベス女王杯はどうしたの?」
と、コナン君の声が聞こえてきそうですが、エリザベス女王杯は特殊。
ただでさえ牝馬にとって京都2200mは過酷な条件なのに「さらに過酷な」阪神2200で重馬場なんですから……過酷=タフという傾向を強くすればよいだけじゃないですか。
だから使えたんです。
いっぽうマイルチャンピオンシップの舞台に目を移すと適性の大切さを教えてくれる京都1600mだけ走るような馬がいました。
東京1600mの安田記念ではダメなのに京都1600mのマイルチャンピオンシップでは好走する。
ペルシアンナイトですね。
◆マイルチャンピオンシップ
=2017、2018、2019年の3年間で1,2,3着の優秀マン
◆安田記念
=2018、2019、2020年の3年間で6,10,9着の残念マン
これがコース「適性」なわけです。
そして京都と阪神の1600mはコース形態が全く違う。
だから過去10年のデータは役に立たない……までは言いませんが参考程度以上にはなれないです。
もちろん普遍的で当たり前な事として短距離戦なので(スピードが問われるという意味で)若い馬が良い事には変わりありません。
が。
スプリンターズステークスもスピード戦でしたが6歳のジャンダルムを本命に出来たのは「立ち回り」が活きる舞台だから。事実は事実とした頭に入れますが「お馬さんのキャラ」はしっかり見るべき。
年齢だけで取捨するなんてナンセンス。
……とデータの闇と適性の重要さに触れたところで「阪神競馬場の」マイルチャンピオンシップで使えそうな適性を探していきます。
スポンサーリンク
マイルチャンピオンシップが阪神競馬場で行われた2021年2020年はグランアレグリアという名牝が勝利。
これは適性云々を超えた能力のなせる技。
2021年
1着グランアレグリア(1番人気)
2着シュネルマイスター(2番人気)
3着ダノンザキッド(5番人気)
2020年
1着グランアレグリア(1番人気)
2着インディチャンプ(3番人気)
3着アドマイヤマーズ(5番人気)
正直過去2年だけで傾向もデータもないですが…ちょっとだけ見えることがあるので以下をご覧ください。
2021年
1着ダノンキングリー(8番人気)
2着グランアレグリア(1番人気)
3着シュネルマイスター(4番人気)
2020年
1着グランアレグリア(3番人気)
2着アーモンドアイ(1番人気)
3着インディチャンプ(2番人気)
これは安田記念の結果です。
グランアレグリア、シュネルマイスター、インディチャンプ…グランアレグリアは先の通り能力が高すぎるので参考外かもしれませんが、東京1600mの安田記念で好走している馬は、阪神1600mでも能力を発揮できる(可能性がある)と言えます。
これは…
「直線の爆発力」
が問われていると言えます。
競馬は展開が全て、が大前提ですが東京1600mも阪神1600mは直線の脚が活きやすいコースです。いっぽう京都1600mは3~4コーナーの下り坂を利用して「惰性」で加速できなだれ込めるレース。
先のペルシアンナイトのような瞬発力が足りない馬が地の利を生かして好走できた理由がこれです。
その逆に直線での脚が問われるのが阪神1600m。
これを裏付けるように昨年のマイルチャンピオンシップ3着と好走したダノンザキッドは一瞬のキレはないですが重戦車のようにヌゴゴゴと加速します。だから直線が長く・上り坂がありパワーも問われる阪神1600mとマッチしました。長く良い脚を使える。
どうように2020年3着のアドマイヤマーズもキレずバテずの脚が売りでこの時は川田騎手が早め早めから押し切りを狙う競馬。立ち回りではなく体力を存分に活かす競馬でした。
以上を考えると……
あれ?ガチンコの能力勝負じゃない??
と思えてしまいますが、そこは競馬です。
コンマ1秒以下の決着が普通。一頭で走るタイムトライアルではなく他の馬がいるリスク。
馬場状態、枠順、雨・重馬場……いくらでも荒れる要素はあります。
貪欲に人気馬の嫌う理由をさがし
穴馬を拾い上げるポイントを探って結論をだしていきましょう!
以上のような事を念頭におきつつ
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズをみていくと…
スポンサーリンク
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズ
1番人気 シュネルマイスター 3.0
2番人気 サリオス 3.7
3番人気 ソダシ 3.9
4番人気 セリフォス 8.0
5番人気 ダノンスコーピオン 8.5
6番人気 ソウルラッシュ 15.9
7番人気 ジャスティンカフェ 20.4
netkeibaさんのマイルチャンピオンシップ2022予想オッズより。
以下、出走予定各馬に対する私の思い込みと偏見です。
◆シュネルマイスター
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズ1番人気は昨年のマイルチャンピオンシップ2着、今年の安田記念2着のシュネルマイスター。グランアレグリア引退後マイル界を…と思われましたが今年は未勝利。とはいえドバイは遠征合わず、安田記念は自力で2着、前走スプリンターズステークスは1200mが合わないうえに(どう考えてもマイルCSを勝つためのスパイス的出走)立ち回り戦の大外後方ではノーカウントでOK。……とみんなが考えればマイルチャンピオンシップ2022予想オッズ1番人気になりますよね。血統・戦績からタフな馬場は走れることは分かっていますが重馬場は初めて。加えて人気になると分かっていて本命にするのは…私の性癖に合わないので…2列目の一頭とする予定です。
◆サリオス
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズ2番人気は今年安田記念3着、毎日王冠で2年ぶりの勝利を上げたサリオス。その2年間の間は言い訳ができるもの(負け惜しみ的なものではなく、枠順など)がほとんどで、かみ合ったのがここ2戦といったところでしょうか。ただ天邪鬼の私としてはここ2戦は良い方法に条件がそろって向いたとも考えています。まあ朝日杯FSを制した時の鞍上ムーア騎手などプラス材料もありますが…ギャンブルである以上人気馬全部を評価しても仕方ないので嫌うなら「条件がそろった2戦で人気を高めている」ここかな、と思います。もちろんスタニングローズやナミュールのような積極的理由ではないので評価の対象ではありますが。
◆ソダシ
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズ3番人気はミーハー人気だけでなく力もあるソダシ。今年のフェブラリーステークスは「パワー」を示すものであり、ヴィクトリアマイルで改めて参る適性を示しました。札幌記念はスタミナ問われるレースの2000mは致し方ない5着と悲観するものではなく、前走府中牝馬Sは目標は先の分、斤量の分、抜け出したところ脚を救われた形でこちらも評価を落とす内用ではありませんでした。阪神1600mは先行力自体は武器になりにくいですが、スローペースなら一定以上の脚を使える馬なので展開次第かと。人気馬で評価をするなら「前」のソダシ「後ろの」シュネルマイスターと現状考えています。タフな展開になるとどうか。
◆セリフォス
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズ4番人気は前走富士Sを制したセリフォス。安田記念4着ですし能力があることは分かりますが前走は同世代のダノンスコーピオンから2キロ貰っていると考えると物足りなくも感じました。まあ…誰でも思いつくレーン騎手への鞍上強化は否定できず。「大きく崩れない」という点では評価対象ですがG1でもうワンパンチ欲しいと考えるとそれがレーン騎手なのか、馬自身のモノなのか。扱いに一番困っています。評価もできるし嫌う事もできる。
◆ダノンスコーピオン
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズ5番人気はNHKマイルCの勝ち馬ダノンスコーピオン。前走富士Sは3歳で56キロ背負って、マイルCSのステップとしては上々のレースだったと言えます。上積としては当然セリフォスより上です。勝利したNHKマイルC自体は向いたと言えますが真ん中位の位置取りで競馬ができる強みはあります。3歳馬2頭の比較で言えばベタですがダノンスコーピオン>セリフォスで考えています。レーン騎手のぶんセリフォスは人気しますしね。
◆ソウルラッシュ
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズ6番人気はマイラーズCの勝ち馬ソウルラッシュ。はじめてのG1挑戦となった安田記念は13着でしたが直線思いっきり不利を受けてのもので脚は十分残っていました。また前走富士S2着は悪くない結果。ポテンシャルでいうと予想オッズ上位のシュネルマイスターやサリオス、ソダシらより落ちますが展開や条件によっては逆転可能なレベルです。時計が速いとどうか…ですので週末の雨は恵の雨となる…かも。
◆ジャスティンカフェ
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズ7番人気は毎日王冠2着のジャスティンカフェ。末脚は一級品で末脚の質では昨年のマイルCS3着のダノンザキッドを上回っていると言えます。前走1800mの毎日王冠でも脚を使いましたがやはりベストは1600mですので距離短縮はプラスと言えます。左回りの印象が強いですが4走前阪神1600mでも突き抜けているように舞台は問題ないです。末脚が活きる展開になれば、でしょう。
スポンサーリンク
マイルチャンピオンシップ2022雨に強い馬
マイルチャンピオンシップ2022予想オッズをみてアレコレと書いてみました。
また冒頭の通りマイルチャンピオンシップが行われる日曜日は雨予報。
どの程度降るかですが…
雨に強い馬・重馬場でパフォーマンスが落ちにくい馬を確認しておきます。
※毎度のことですが文字通りの「雨に強い」馬は存在しません。
芝レースにおいて重馬場の方が良馬場より速く走れる馬がいないでしょう?
相対的に雨が得意・重馬場が得意というだけで「雨によるパフォーマンスの落ち幅が少ない馬」を雨に強い馬・重馬場強い馬と呼んでいます。
マイルCS2022雨に強い馬
まずは「重馬場で好走経験がある」馬
・ソウルラッシュ
…3勝クラス勝ち上がりが重馬場
・ホウオウアマゾン
…G3アーリントンカップ1着、未勝利1着が共に重馬場
・ロータスランド
…G1高松宮記念2着、LS米子S1着が重馬場、もみじS2着が不良馬場
・ベステンダンク
…LS米子S1着が重馬場
これらの馬は重馬場での好走歴があります。
=そこまでパフォーマンスを落とさないと考えられます。
もちろん「重馬場で走ったことがない」馬も多々いて当然それらは走ってみないと分からない馬たちです。
ある程度は傾向から推測ができますが…
・キレ味/スピード勝負の馬はそのストロングポイントが重馬場で削がれやすい
・鈍足のキレずバテずの馬は↑の結果スピード差が埋まりパフォーマンスを上げる
これが基本的な考え方です。
その意味ではパワーがあるシュネルマイスターやダート的なソダシはプラス方面。
セリフォス・ダノンスコーピオンの3歳2頭は古馬相手に体力勝負となってどこまで……か。
ジャスティンカフェが切れ味タイプですがエプソムカップ4着は重馬場以外に要因がありそうで「可」。程度次第。
と言えます。
ざっくりとまとめると…
人気サイドならシュネルマイスター、ソダシ
穴馬サイドならソウルラッシュ、ジャスティンカフェ、ダノンザキッド
惑星ロータスランド
頭数が多いのは……
雨の程度、使われてきての荒れ方、枠順で大きく結果が変わりそうなので、現時点での候補として。
終わってみたら人気決着……的なのは仕方ないですが荒れる要素が整えば高配当チャンスあり!…として狙っていこうと思います。
以上、マイルチャンピオンシップ2022予想オッズと傾向雨に強い馬についてでしたー