菊花賞2022予想オッズと傾向をみて穴馬の可能性を探っていく記事です。

 

菊花賞と言えば…血統!

で、あつーく血統を語っても良いですが

血統は適性を知る手段の一つであって血統イコール適性はでない。です。

 

ディープインパクト産駒だってキレない馬がいるように血統が菊花賞の傾向に当てはまるから買い!……は短絡的な発想です。

はい、以下血統に関する話題は一切でてこないので割り切ってご覧ください。

 

(血統を軽視しているわけではないです、あくまで手段の一つとして活用するというだけ)

 

それでは菊花賞2022予想オッズと傾向みて
穴馬の可能性を探る…お気楽にお付き合いください。

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菊花賞2022予想オッズの前に傾向とデータ

菊花賞2022予想オッズを観ていく前に予想に役立ちそうな傾向やデータを、JRAのホームページからパク…引用の上咀嚼しご紹介します。

データはデータ過去の数字、が基本スタンスですがそこから読み取れる傾向は「問われる適性」を考える上で重要です。

 

……とはいえ、通常京都3000m→阪神3000mでコース形態が違うためどこまで役に立つか?

今回は……微妙。

敢えて面白いデータを引っ張ってくるなら…

 

◆春のクラシック最高順位別成績でしょうか。

観ての通り「春のクラシックで掲示板に乗れないくらいなら未出走=菊花賞が初めての馬の方が成績圧倒的に良い」ということです。

 

クラシック未出走【4-4-7-74】

↑これ、ようは菊花賞で馬券になった30頭の内15頭=半分が春のクラシック(皐月賞、ダービー)に出走していない馬ということです。

 

ここから何が読み取れるか。

 

やはり3000mという距離の特殊性でしょう。

皐月賞2000m
日本ダービー2400m
菊花賞3000m

「一生に一度のクラシックだから」

↑この考えが根強くあるから。

 

昨年はエフフォーリアがこのクラシックだからの考えをパキっと捨てて「適性がある2000m=天皇賞秋」に出走して優勝したものの…

皐月賞にしてもダービーにしても「距離適性ない馬だって出走権利があるなら一生に一度のクラシックだし走らせたい」が馬主さんの考え。

 

200mしか違わない菊花賞と天皇賞春もこの違いで…

菊花賞=適性ない馬も記念で出てくる
天皇賞春=適性な馬は出てこない(…基本的には)

そう、「適性」が大きなキーワード。

 

だから春のクラシックで上位に来れないような程度の能力しかない馬は、「適性が外れるなら」菊花賞で着順を落とすのは必然。

※もちろん逆に春のクラシックに適性がなく、菊花賞は適性ある場合は浮上する可能性あります。

 

いっぽう、春のクラシックに間に合わなかった馬、晩成傾向がある馬は夏に力をつけて「適性がある」菊花賞で好走する……これが先ほどのデータ=数字です。

(まあエアスピネルのように気性的にマイルベストでも地力+騎手の腕で好走することもありますが…)

 

更に言うと京都→阪神で問われるスタミナも変わってきます。

京都競馬場は3~4コーナーの上り下りを上手く活かせる馬、阪神競馬場はゴール版前の急な上り坂を2度上る体力がある馬。

 

それぞれ状況は違いますが…
昨年阪神競馬場で行われた菊花賞で優勝したのはタイトルホルダー。

今年天皇賞春・宝塚記念でもそのスタミナを活かして勝利したスタミナ特化のお馬さんです。

 

逆に…このスタミナレースで上位に来た馬は中距離レースではキレ負けを疑った方がよいです。余程のスローペースにならない限りスタミナ特化型優位です。

とはいえ!各馬未経験の条件です。

 

昔は、嵐山Sのように菊花賞前に3000mのレースがありましたが現在は春のクラシック上位組→日本ダービーの2400mが経験している最長距離(しかも軽い芝の緩いレースが多い)。

いっぽう夏の上がり馬は北海道の洋芝2600mなどの経験ありスタミナ面での経験値はコチラの方が上。

あとは能力と上昇度でどんな結果になるか……です。

 

普段より適性、適性いっていますが、一昨年のコントレイルに3000mの適性があるなんて思っておらず、全馬手探りのるゆいレースで、能力で押し切った結果。

展開、馬場状態によって状況は変わります。

 

能力も重要、適性も重要。

……結果たいしたことは言っていないのですが「気を付けるポイント」としてはお話できたので、、、

菊花賞2022予想オッズ人気上位馬についてアレコレと書いていきます。

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菊花賞2022予想オッズ

1番人気 ガイアフォース   2.9
2番人気 アスクビクターモア 3.0
3番人気 ジャスティンパレス 6.3
4番人気 ヴェローナシチー  12.0
5番人気 ドゥラドーレス   14.0
6番人気 ボルドグフーシュ  14.2
7番人気 ディナースタ    19.3

netkeibaさんの菊花賞2022予想オッズより。
以下、出走各馬に対する私の思い込みと偏見です。

 

◆ガイアフォース
菊花賞2022予想オッズ1番人気はセントライト記念の勝ち馬ガイアフォース。そのセントライト記念は日本ダービー3着のアスクビクターモアを外を通りつつねじ伏せる、ジワジワと伸びる脚をみせ勝利。6戦4勝2着2回と崩れず走る安定性も武器。前走を観る限り距離が伸びて「相対的に」マイナスになることはなさそうでここも大外枠などなければ馬券圏内という意味では上位の存在。一応、トライアルレースと本番の関係を考えると本番=菊花賞に出るためにセントライト記念で出し美していなくお釣りがあるなら、でしょう。競馬予想は「流れ」が重要。春クラシック未出走。

◆アスクビクターモア
菊花賞2022予想オッズ2番人気は日本ダービー3着のアスクビクターモア。8戦して馬券を外したのは皐月賞の5着だけというこちらも安定株。先行してなだれ込む、立ち回りが上手い馬なので安定して好走できています。前走セントライト記念はガイアフォースにねじ伏せられた格好ですがポジティブに言うと、向こうは何がなんでも好走しないと菊花賞に出られない立場、そのいっぽうでこちらは菊花賞への叩き台という側面があります。レースが上手い分爆発力という魅力はないですが皆が控えて展開利がるならチャンスはある。春クラシック好走馬。

◆ジャスティンパレス
菊花賞2022予想オッズ3番人気は神戸新聞杯を制したジャスティンパレス。春の皐月賞・ダービーは奮いませんでしたが神戸新聞杯は圧勝で一躍菊花賞の有力候補に躍り出ました。もちろんこのパフォーマンスは良かったですが相手が微妙だった点、そして完璧なレース運びでの勝利だった=あれ以上は望めない点が気になるところ。お馬さんとしてはキレずバテずのしぶとい脚を使うので距離が伸びること自体は大きなマイナスとは思いません。あくまで「前走をみてちょっと売れすぎじゃない?」という妙味の観点でのマイナス。春クラシック凡走馬。

◆ヴェローナシチー
菊花賞2022予想オッズ4番人気は京都新聞杯2着、神戸新聞杯5着のヴェローナシチー。前走神戸新聞杯は後方から大外ブン回しのロスの多い競馬で5着は悪くないですがちょっと人気しすぎている感もあります。その前走以外は全て馬券になっているように安定株ではありますが、神戸新聞杯はメンバー揃っていなく人気していないなら面白いと思っていましたがこの人気だと…?まあそれでも一般大衆は優秀なので(京都大賞典のヴェラアズール2番人気は理解が及ばず…)人気は別として好走のチャンスはある一頭です。春のクラシック未出走。

◆ドゥラドーレス
菊花賞2022予想オッズ5番人気は5戦全て上り最速(出遅れているけど)のドゥラドーレス。前走2クラスのレースは追えばしっかり伸びる脚を見せ圧勝でした。器用な馬ではないので仕掛けどころが難しいですが一発の魅力と何もできずの…の極端な結果も。一般的には古馬2勝クラスクリアーで菊花賞何とかなるレベル(3勝クラスが当然ベター)なので「可」です。出遅れ癖からもハデなレースになりそうでギャンブルとしては面白いですが安定感は求め辛いです。春のクラシック未出走です。

◆ボルドグフーシュ
菊花賞2022予想オッズ6番人気は春の京都新聞杯、秋の神戸新聞杯共に3着のボルドグフーシュ。中京2200mというタフなコースの重賞で連続好走しているのでタフさは十分、ただ致命的にレースがヘタなので後方からの競馬が見込まれ本命にはし辛いです。もちろん、阪神3000mという超タフなコースで前がみんな止まると予想するなら面白いですが。差し脚が活きる展開になって欲しい。春のクラシック未出走です。

◆ディナースタ
菊花賞2022予想オッズ7番人気は1勝クラス、2勝クラスと札幌2600mを連勝してきているディナースタ。2戦ともに中段→まくって先頭という競馬でスタミナは示しています。スタートが悪いのでこのようなスタイルになっている部分もあり、同じ「形」で阪神3000mはキツイのでこれまでと違った一面を見せて欲しいところです。過去の経験としては上位のスタミナを見せていると言えます。ただ良くなるのはまだ先のような気も…春のクラシック未出走です。

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菊花賞2022穴馬の可能性は?

菊花賞2022予想オッズをみて出走予定各馬に対してアレコレ書いてみました。

クラシックで好走したのは予想オッズ2番人気のアスクビクターモアだけというメンバー。

 

ガイアフォース、アスクビクターモア、ジャスティンパレスの3頭のうち何頭が馬券圏外へ飛ぶかによって穴馬の出番がどれくらいあるかとなります。

菊花賞の穴パターンを考えると…

 

◆2019年
2着サトノルークス(8番人気)
→皐月・ダービー2桁惨敗→セントライト記念2着・福永

◆2018年
1着フィエールマン(7番人気)
→ラジオNIKKEI賞2着・ルメール

3着ユーキャンスマイル(10番人気)
→現2勝クラス1着・武豊

◆2017年 ※不良馬場
2着クリンチャー(10番人気)
→皐月賞4着・藤岡佑

3着ポポカテペトル(13番人気)
→現2勝クラス1着・和田

とりあえず過去5年の7番人気以下でみてみました。

 

正直2017年のドロドロ不良馬場は例外過ぎてアレですが…

 

穴馬好走のキーワードは「2勝クラス勝利」「重賞好走歴」「騎手」でしょうか。

(もちろん適性があった上で)

 

このように考えると穴馬好走としての「権利」がある馬は…

 

・プラダリア
→青葉賞1着、父ディープインパクト、池添

・ヤマニンゼスト
→神戸新聞杯2着、武豊

・セレシオン
→2勝クラス勝利、福永

この辺かと。

 

この中では…

ヤマニンゼストとセレシオンでしょうか。

前者はとにかくスタミナはある。前走武豊騎手に乗り替わり、最高の騎乗をしてくれたという意味で更に上があるかどうか……ですが。

 

ただスタミナと言う点に絞って言う=適性に絞って考えるなら一発あっても驚かないです。

まあ本命というより相手の一頭としての扱いがベターだと思います。

後者はデビュー戦の時点で阪神2000mを選ぶというスピード勝負をはじめから捨てた使い方で、プリンシパルSの大敗は適性外(出遅れ・瞬発力不足)。

ポテンシャルなら充分可能性あり。

 

……このように考えています。

以上、菊花賞2022予想オッズと傾向をみて穴馬の可能性を考える!でした。

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