こまかな数字を追うのは専門家(?)に任せるとして、私は蛯名正義騎手(以下、ところどころエビちゃん)の思い出深いG1レースをベスト3として勝手に記しておこうと思います。
とりあえず勝利レースから3つ選び、プラスアルファ思い出を。
ちなみに、2541勝はJRA歴代4位の記録だそうです。
すごいですよね。
長ったらしく前置きを書くのもアレなので、今日はそうそうに本題の私的ベスト3へ!
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蛯名正義G1ベストレース3位
1996年天皇賞秋/バブルガムフェロー
蛯名正義騎手最初のG1勝ち。
エビちゃんの場合は最初のG1は天皇賞秋。しかも、マヤノトップガン、サクラローレル、マーベラスサンデーを下しての勝利でした。
前々で競馬して3頭の追撃をしのぎぎっての勝利。最後はまさにガムシャラな騎乗でしたが大きく態勢を崩さず、初めて乗るバブルガムフェローで優勝。ガッツポーズが印象的でした。
同期に、天才・武豊がいる、しかも相手はサラブレットのナイスガイ。泥臭く頑張ってきたエビちゃんの勝利はうれしいもの……でした、と言いたいのですが、私この時まだ競馬をちゃんと観始めていません(笑)
同年の有馬記念当日、1996年のベストレース10的な企画がフジでされていて、このレースが上位に入っていていろいろ情報を集めて知ったのです。
ちなみにこの時の2着マヤノトップガン/田原成貴、3着サクラローレル/横山典、4着マーベラスサンデー/武豊。心躍るのは私だけでしょうか??
蛯名正義G1ベストレース2位
2016年宝塚記念/マリアライト
これは(私が)大阪遠征中に現地で観たレース。そして8番人気のマリアライトに◎をつけて絶叫(心の中で)したレースです。
当時最強馬ドゥラメンテがいる中、ただし「雨」「どろどろ」馬場でスピード勝負は分が悪いがこの条件ならチャンスはあるであろうと思い本命に。
勝負所で蛯名騎手の「ドスン」が入った時の手ごたで行ける!と思いました。エビちゃんのドスンや直線上下する騎乗をエビダンスと呼んでいましたが、それが観られなくなるのは寂しいですね。
蛯名騎手は繊細な騎乗と言うより大胆な騎乗の方が似合っていると思います。実際、同年の皐月賞をディーマジェスティーで制していますがディープリンパクト産駒とは言え「切れない」ディープでしたから、フィットしたのかな、と思います。
敢えてこのタイミングでネガティブな事をこのタイミングで言えば……イスラボニータとのコンビで皐月賞を制していますが、晩年成績が落ちてからルメール騎手に乗り替わったところ、再度成績が上がりました。
これはお馬さんとの特性がフィットしていなかったと言えます。ちなみに皐月賞は内枠からの勝利でドスンまくり力技なんて必要なく馬のセンスが活きたと言えます。
閑話休題
と、いうことで(?)蛯名騎手と非常にマッチしたマリアライトの宝塚記念はいろいろ適性を考えさせられるレースでした。
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蛯名正義G1ベストレース1位
1998年ジャパンカップ/エルコンドルパサー
私の蛯名騎手G1勝利ベストレース1位はエルコンドルパサーのジャパンカップです。
もともとは的場騎手「究極の2択」の結果、騎乗することになったエルコンドルパサー。
この年のジャパンカップは、女傑エアグルーヴ、武豊騎手にダービー初制覇をもたらした同期スペシャルウィークという強敵がいましたが、フタを開けてみたらエルコンドルパサーの圧勝。
盤石と言えるレース運びで3番人気評価と上記2頭の方が前評判高かった形ですが1強+2頭だったのでは?と思わせるものでした。
エルコンドルパサーはこの後蛯名騎手とフランスへ行き、4戦2勝2着2回。その2着の中には、私の中では伝説となっている「あの」凱旋門賞があります。
現地でも「勝ち馬が2頭いた」と言われたほどのレースでした。
まとめ
蛯名騎手と言えばダービー制覇にあと一歩手が届かず涙を飲んできました。特にフェノーメノでの日本ダービー2着は印象的。私たち馬券を買う人間には想像つかないくらい、競馬関係者には日本ダービーは特別なもの。
また、、その馬でそれをやるのか!と印象が強かったのが…
2015年有馬記念。ゴールドシップの引退レースでもあり、ふさふさになった白い馬体が外から上がっていると大歓声が!!…しかし、蛯名騎手は「しっかりと」マリアライトで外に張り出して、進行をとめ、更に勝ちに行って…4着。
当時エリザベス女王杯を勝った直後とは言え牡馬相手にどこまで…といった印象でしたが、後ろも、前も相手するという強者の競馬でした。
(余談ですがこの有馬記念は私大きく勝ったレースでしたが、マリアライトが頭差の3着キタサンブラックを交わしていたらリターンゼロでした…)
ん?まとめになってないな。
とりあえず…長い騎手人生お疲れ様でした!今後は調教師として競馬界を盛り上げて、悲願のダービー制覇を……期待しています^^
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