競馬においては1番人気の馬との付き合いがとても重要です。

これは1番人気馬を買え!…という意味ではなく、むしろ逆。「いかに1番人気を嫌うか」という意味です。

 

競馬において配当がハネ上がる条件は2つあります。

1、穴馬の好走
2、1番人気馬の凡走

そして、1番、2番が同時におこればドカンとハネる。競馬と言うよりギャンブル全般に言えることですね。

 

つまり、いつまでたっても1番人気大好き!だって良く好走するもん!アーモンドアイ1着固定!…では競馬で勝つことはできません。

 

「いかに1番人気を嫌うか」

今日はこの競馬における1番人気の嫌い方・嫌う要素について(上から目線で)書いていこうと思います。

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1番人気馬を嫌う要素・お初編

1番人気を嫌うといっても、完全無視をしろ!…という極端な話ではなく「怪しい1番人気を重用しない」ことから初めてみてはどうでしょう??

(重用とは、1着固定や本命にすることをここでは差し、重用しないは△でお茶を濁すとします。)

 

もっとも競馬において1番人気馬を嫌いやすい要素として言える事は…

 

「お初条件」

です。これは誰が何と言おうと鉄板。鉄の掟。逆らっちゃダメ。

 

なぜか、無敗の馬や血統馬、(2歳馬)などは初めての要素だらけであっても単勝1倍台の馬を買いたがる方がいますが。愚行でしかありません。

条件とは…

 

・初めての競馬場
・右回り/左回り
・芝/ダート
・洋芝
・重馬場
・小回り
・急坂
・距離
・レースの質(ぬるま湯レースだらけ→締まったレース)
・初騎乗
などなど

 

当たり前ですが、お初条件があるから凡走確実!!…なんてことはなく、凡走する確率が上がるという認識で予想に取り組んで頂けると良いのかな、と思います。

 

2019年クラシック世代で言えば皐月賞までのパフォーマンスをみたらサートゥルナーリアが「それまでのレース条件下」であれば強い事は分かっていましたが、

・東京競馬場(左回り)お初
・距離お初(2000mまでしか走っていない)
・ぬるまゆレースでしか走っていない

といったお初条件が重なっていました。正直この状況で1着固定なんてリスクしかなく、はっきり言って意味が分かりません。

 

結果として出遅れなどの要素も重なりましたが、「出遅れも競馬の内」でサートゥルナーリアだけに起こる試練でもなんでもないですから買った人が悪い。

 

同じく2019年有馬記念。スピードと耐久性、東京2400mでは歴代トップのパフォーマンスを見せているアーモンドアイが有馬記念に出走してきました。ですが、

・中山競馬場お初
・2500mお初

でした。ご存知の方も多い通り、この時期の中山競馬場はタフな馬場状態になりやすく、たった100mの延長であっても東京競馬場の2400mと、中山競馬場の2500mの100mの差は大きな差。加えて急坂を2回上る。

 

頭固定=1着固定していた方はおそらく長期的に、競馬をしてきた期間でプラスである理由がないと私は思います。(2,3着狙いなら分かります。それでも結果は…ですが、、、)

 

1番人気が強く見えるのは「当たり前」です。

でも、結局のところ、

10回に7回負けるのが1番人気(勝率約30%)
10回に5回3着以下になるのが1番人気(連対率約50%)
10回に4回馬券にならないのが1番人気(複勝率60%)

ですから、あなたの目に映る強そうな1番人気は鉄板ではなくぺらぺらの紙だと思って先ずは嫌う要素=「お初条件」を探ってみてください。

 

だいたいレース前の陣営コメントは初めて〇〇でも大丈夫って言っていますけどね(笑)信じちゃダメ。

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能力が発揮できない状況で嫌う

競馬において1番人気馬を嫌い要素として「分かりやすい」のが上記「お初条件」でした。

加えて、「状況」も見ていくと、あなたが鉄板だと思っている1番人気が紙きれのように見えてくる…かも知れません。

 

ただし、コチラの項目に関しては状況により無数にある為書いてあることは書いてあることとして、あなたの競馬歴のなかで培ってきたモノで「こうだから嫌える」というアレンジを加えていっていただけると幸いです。

以下、ザックリとしたコメントもつけて1番人気を嫌う要素として挙げていきます。

 

・差し/追い込み馬
…競馬は均せば先行有利。スローペースの前残りが基本。差して届かずは負けて強しと言われるがそれも実力。

・内枠の差し馬(特に小回りコース)
…前も外もふさがりどうやっても出てこれない可能性がある。それを嫌って一度下げて外に出すと…大外ブンまわし。

・外枠の先行馬
…レースの隊列次第ですが、ずーっと外々を回らされる可能性ある(ただし、内の馬場が荒れている場合はずーっと良いところを走れる利点あり)

・不器用な馬の小回り
…大箱(東京・京都・阪神)で強い馬がローカルG3に出てきて苦戦する形。エンジンかかるのに時間がかかるタイプだとなおさら。

・内の馬場が良い状況の差し馬
…外を回せば距離ロスが多く、内を突けば詰まるリスク

・若手騎手が逃げないとダメな逃げ馬に乗っているレースでの逃げ馬
…とにかく言われた通りゴリゴリ逃げるので乱ペースに巻き込まれる

・馬込みがダメな馬の内枠
…これはレースや陣営コメントから総合的に判断するしか、、、

・リーディング下位騎手騎乗
…やはりそれなり。

・大きいレースの厳しいペースでこその馬
…弱い相手で押し出された1番人気になってもキレる脚もなく、相手関係なく4、5着。

などなど。

 

日々予想をしながらならここにどんどん書き加えていけますが、この記事を書きながら特別考えることなく思いうかぶ条件たちでした。

これらに加えて…

 

競馬は出遅れも、落馬も、どん詰まりも、不利も、大外ブンまわしも、下手乗りも…ゲートが開かないと分からないことだらけです。

それでも、1番人気を本命にしたいならしても良いですが、リスクを背負ってリターンが少ないわけですから…私は割に合わないと思うんですよね。

 

もちろん、単勝1倍台の馬を負かす馬が見えているなら、その1番人気を無視するのではなく2着、あわよくば3着の馬券を買うなど「活用の仕方」はあります。それは馬券の買い方で表現できる、という事ですね。

まとめ

1番人気を本命にすることは当たり前ですが的中率は上がります。でも1着固定では得られるリターンは知れていますし、やはり10回の内4回は馬券にならないわけですから、「そっち」を狙うのがギャンブルとしては面白いのでは??と思います。

 

このブログでは慣れるまで1番人気を2列目に無条件で入れて本命にしないことを推奨(2列目としては60%好走してくれるので頼りになると逆の考えを持ちます)しています。

3連複で言うと◎~〇▲☆~印とフォーメーションを組んだ時に、2列目=〇▲☆のどこかに言入れるということですね。

 

来てくれて良いし、飛んでくれたら(配当上がるから)なおよい。

 

「競馬においては1番人気の馬との付き合いがとても重要です。」

 

冒頭の文章ですが、1番人気は上手く活用する。1番人気を本命にする=高配当の条件を放棄しているこのことを改めて覚えておいて頂けると良いのでは、と。

 

1番人気馬の取捨選択の練習に関しては→【競馬】1番人気との付き合い方を改めて考えてみる・オススメ馬券

こちらの記事で重要性なども書いていますので(つい最近の記事ですが)合わせてお読みいただけると腑に落ちやすくなるのかな、と思います。

まとめると…「1番人気の付け入るスキを探せ!」が競馬の至上命題ということですね^^

それでは、脳みそに汗かいて競馬楽しんでいきましょう!

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