高松宮記念2021の予想を通じて、競馬とは展開次第で結果がガラッと変わる…理由を説明します。
競馬予想において展開を考えることは極めて重要です。
調教?血統?そんなものより展開です。どんなに調教が良くても展開向かなければ惨敗します。どんなに血統がそのレース向きでも展開が向かなければその特徴を出せず惨敗します。
ただ、展開予想は競馬予想において最も難しい。いや、予想は難しくないかもしれませんが、その予想(妄想)通りにいかないことが沢山あります。
逃げ馬が出遅れたら?変な馬が逃げたら?けん制し合って結局誰も行かずドスロー。普通によくあります。
高松宮記念2021の展開を考えつつ、こういった部分にも触れていきたい、と考えています。
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高松宮記念2021展開から考えること
高松宮記念2021の展開を考えるにあたって、特に初心者の方にお伝えをしておきたいことがあります。
阪神JFを制し、桜花賞・NHKマイルC2着、前走阪急杯を制したレシステンシアが1番人気になることが想定されます。逃げて後ろに脚を使わせて自分は自慢のタフさで粘り込む…
確かにこれができるので強い馬であることに違いはありません。
競馬初心者の方は、「逃げ馬なんだから距離が短くなれば(1400→1200m)最後まで体力続いて距離短縮はプラス!」……と思ってしまいがちですがこれは危険な発想です。
高松宮記念2021の展開を考える上でレシステンシアがポイントになることにも違いはありませんが、距離短縮・しかも初めて(慣れていない)の逃げ馬は疑うべきです。
そもそもの話になりますが、内回り・外回り・コーナー数などの要素をとっぱらった上で2400mが200m短くなるのと1600m→1400m、1400→1200mになるのとでは意味が全く違います。
短距離では…ざっくりですが…
1200→スピードに任せて一気に行くこともできる。
1400→【中間】スピードの持続力も問われる。
1600→一度息を入れて切れ味勝負にもなる。
このような事が考えられます。そして「大きな違い」は「ペースが全く違う」という事です。
1400mと1200mのスタートからのスピードは全く違います。1400mで楽に逃げていた馬が1200mで逃げようにも、1200mスペシャリストのスタートダッシュはレベルが違います。
高松宮記念2021予想を進めていく上で展開を考えると、これまで1600mを使っていて1400mに転戦し、初めての1200m出走となるレシステンシアと1200mのスペシャリスト・モズスーパーフレアのペースは質の違うモノです。
仮に、そのペースについていくとしたら「いつもの自分以上のペース」でだらだらずーっとレースをすることになる為、バタっと止まる…こんなことも十分にあり得ます。控えたとして果たして気分よく走ることができるのか…はゲートが開いてみないと分からない。
逆に(一定以上の能力がある前提ですが)距離延長の逃げ馬は私はチャンスあり、と考えています。もちろん本当に距離がダメな馬は何をやってもダメですが(苦笑)
たいていが逃げてバテる→距離延長でスタミナ持つはずがない…と考えますが、1200→1600mの場合「普段よりめちゃめちゃ緩いペースで楽に逃げらる」わけです。ペースが2段階違いますから、本当に楽。
そのレースが平坦コースだったら最後もっと楽になりますよね。
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高松宮記念2021 展開予想は2つの路線
上記は高松宮記念2021出走予定馬を使って、展開を考える時に「距離変更」の良いところ・気を付けるところについて書きました。
以下は、あっさり風味ですが高松宮記念2021(そのもの)の展開について考えてみます。
上記の通りモズスーパーフレアが逃げることは確定的です。出遅れたり…は競馬ですから当然ありますが、それでもダッシュ力が違うので「ほとんどの」レースで逃げの手を打っています。
他に何がなんでも逃げたい馬はおらず、逃げの手も競馬の一つの選択肢である馬たちがどうでるか。レシステンシアは1400mなら逃げても良いが、モズスーパーフレアが速いペースで逃げればついていくという選択肢は消えます。
ただし、変に抑えても最後の脚があるわけではないので仕掛けどころは難しい。
逆にモズスーパーフレアがゆるい逃げを打ったらレシステンシアは競馬しやすいのではないでしょうか。ついていくペースも比較的楽になる&他に絡む馬がいなければ、2020年のような緩いレースの出来上がりで前+内の決着に(もちろん、お天気、馬場の内外次第)。
この前提で言うなら高松宮記念2021の展開は2パターン想定されます。
・モズスーパーフレアがハイペースで一人旅の逃げ
・モズスーパーフレアがひきつける逃げ
前者はレシステンシアは競馬が難しい(乗り難しい)。後者の場合は比較的レースがしやすい。
……ただこれはゲートが開かないと分からないことなんですよね(苦笑)
の記事で書いた通り、レシステンシアは1番人気で本命にしてはいけないタイミング、という事です。
どちらの場合も余程極点に内が悪い・外が良いという事がなければ、例年通り「内」、「前」が高松宮記念2021予想の大きなポイントになると思います。
となると、内目の好位で競馬で来そうな馬が「どっちの展開でも」向くと考えることが出来ます。
人気馬の中でのピックアップも、穴馬の中でのピックアップもこの視点をもって予想すると良い結果につながる可能性が高い…のではないでしょうか。
後は、枠順見て、馬場をみて展開予想(妄想)でエイヤ!です。
まとめ
前半部分で、高松宮記念2021を事例に展開を考える時の、(主に短距離レース)距離短縮・距離延長についてご案内しました。後半で高松宮記念2021そのものの展開予想のヒントを書いてきました。
状況次第では人気馬が飛ぶ要素揃ってくるので勝負度があがり、そうでないなら「ただただ難しいレース」として軽く遊ぶ程度が良いと思います。
G1だから盛り上がる…はアリですが、G1だからたくさんかける…はナシ。
冷静に、ダンディに競馬を楽しむのは↑が大切だと思います。
各馬に関してはこちらの記事でご確認ください。内枠引いたら良い狙い馬が分かります。
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