中山記念2023予想オッズをみて脚質・展開から穴馬を探るべく……「使える」傾向やデータを活用して予想に役立ててしまう、そんな記事です。
もう6年も前のことですが2017年の中山記念では◎ロゴタイプの2,3着付けで「ブチかました」思い出あるレースです。
当時出張中&日曜仕事で……スマホで動画みて一人ガッツポーズしました。……といっても3連単が30万円を超えるなんて思っておらず配当みて驚いたのでした。
懐かしい。。
高配当は荒れるか荒れないか次第の部分もありますが人気馬が凡走すれば結果的に荒れるのが競馬です。
貪欲に穴馬の可能性を探っていきましょう!
それでは中山記念2023予想オッズをみて脚質・展開から穴馬を探る…お付き合いください。
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中山記念2023予想オッズ×各馬評価
1番人気 ソーヴァリアント 2.5
2番人気 ダノンザキッド 3.9
3番人気 スタニングローズ 5.0
4番人気 ヒシイグアス 6.2
5番人気 シュネルマイスター 12.4
netkeibaさんの中山記念2023予想オッズより。
以下、出走予定各馬に対する私の思い込みと偏見です。
◆ソーヴァリアント
中山記念2023予想オッズ1番人気は2年連続G3チャレンジカップ圧勝のソーヴァリアント。前走は信頼の〇として本命◎エヒトをぶつけて
チャレンジカップ◯△◎本線当たりましたー✨ pic.twitter.com/EKCva5S5Oy
— 190→IKU (@ikuo1983) December 3, 2022
と、お世話になりました。思い起こせば一昨年のセントライト記念は本命として…
セントライト記念△◎の馬連万馬券で今週まとまった( ・∇・)端っこだし◎頭ボーナス外れたけど、本線馬券で600%ならアリかな🐎
しかし田辺先生は自分の庭でしっかり仕事しますね…騎手は重要。 pic.twitter.com/2OdoU8VXgj— 190→IKU (@ikuo1983) September 20, 2021
とお世話になっている超黒字馬ですね^^ソーヴァリアントの良さはギアチェンジの速さでしょう。goを出せば瞬時に加速できると言えば分かりやすいでしょうか。その意味で(心房細動でしたが)ごり押し系の川田騎手が合うとは言えなかったと思います。中山1800mという事で立ち回り戦になれば2,3番手から直線に入って追い出せば一気に突き放せるいっぽうで、早めスパート合戦になって耐久性がとわれると?そこでワンテンポ追い出しを遅らせられるか。ルメール騎手不在で横山武騎手騎乗になりますが、先行意識が高い騎手なので大きくマイナスではないです。また、G1未出走ながら目標は先であることから取りこぼしがあっても驚きはしないです。相手として重用したいタイプですね。
◆ダノンザキッド
中山記念2023予想オッズ2番人気はホープフルS勝ちがあるものの中山が鬼門のダノンザキッド。この馬は再三お話をしているとおりドッカドッカと走るので加速に時間がかかります。つまりソーヴァリアントの逆、です。だから本質的に小回りが合わないと言えます。逆に考えて好走する可能性があるとしたらハイペースの縦長の展開で4コーナーで先頭に立つようなレース。早め早めに押して動かしていく形です。おそらく競馬に慣れている人からは嫌われ、ピュアな方から買われるタイミングです。川田騎手不在は大きすぎる。結果はどうあれ予想オッズ通り2番人気で本命にはできないです(このメンバーで6番人気だったら考えます。結局はリスクとリターンのバランス)。
◆スタニングローズ
中山記念2023予想オッズ3番人気は昨年の秋華賞勝ち馬スタニングローズ。競馬が上手いタイプで条件を選ばず中山1800mも問題はありません。前走エリザベス女王杯は2番人気14着と人気を裏切りましたがアレは雨の馬場+タフなレースでスタミナ切れ。適性は1800m~2000mと考えています。仮にヴィクトリアマイルに出てきたら相当うまく乗らないとキレ負けするかと。今回坂井騎手不在により吉田隼人騎手予定で普通にゲートを出ていつも通り前々で競馬すれば変なレースにはならないと思われます。
◆ヒシイグアス
中山記念2023予想オッズ4番人気は一昨年の中山記念勝ち馬で昨年大阪杯4着、宝塚記念2着とG1級の能力をもつヒシイグアス。休み明けはともかく面白いラインだとは思いますが、大阪杯はポタジェが勝ったように相当タフな展開・流れで、宝塚記念も言うまでもなくタフな展開・レースでの好走でした。今回はG1のタフな流れではなくG2のおそらく厳しくない展開になることが想定され、持っているストロングポイントが活きるかどうか?一昨年の中山記念当時よりは相手関係上がるように思います。キレずバテずなので勝ち切りは?ただし、「先行」するならチャンスは当然あります。金曜・土曜に雨予報が確認時点であるのでそれ次第では上位評価を。
◆シュネルマイスター
中山記念2023予想オッズ5番人気は昨年の安田記念2着馬シュネルマイスター。昨年はスプリンターズの1200mは適性外なのでノーカウント。能力で全てが決まった3歳戦、秋の毎日王冠以降は「差して届かず」が国内でもフォーマットになっているお馬さんです。今回ルメール騎手不在で騎乗経験ある横山武騎手もソーヴァリアントに騎乗。下手に先行させるリスクは獲らないと考えられ妙味狙いで本命……はとりづらいです。ノーストレスで真ん中位につけられればでしょうけれども……
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中山記念2023傾向・データ
中山記念2023予想オッズ上位馬にアレコレ書いてみました。
その上で、JRAのホームページからパク……引用する形で中山記念2023のデータ・傾向をご紹介します。
データはデータ過去の数字、が基本スタンスですがそこから見えてくる「問われる適性」は予想をする上でとても役に立ちます。今回は…
おお、そこそこまともなデータを出していますね(上から!)。使えない時はヒドので…(苦笑)
今回観ていきたいのは…
◆前年のJRA・GⅠに出走ありか・なしか(過去10年)
あり【9,7,9,39】
なし【1,3,1,54】
◆なしの馬で好走した5頭の前走の着順は?
3着以内【1,3,1,14】
4着以下【0,0,0,40】
前者の経験ありなしに関しては「安田記念18着」でも「天皇賞秋17着」でも「あり」に入ってしまうのですが、それでも3着以内30頭の内25頭が条件を満たしている点はシンプルに馬の格・強さが問われること表しています。
後者は「前年G1出たことはない」が、最近力をつけてきている馬とすると納得がいきますよね。
この5頭の顔ぶれをみてみると…
・2021年1着ヒシイグアス(1番人気)
…前走G3中山金杯1着/3連勝中でそもそもG1に出るような立ち位置ではなかった上がり馬
・2021年2着ケイデンスコール(5番人気)
…前走G3京都金杯1着/前年は超低級飛行でG1云々ではなかった
・2021年3着ウインイクシード(7番人気)
…前走中山金杯3着、前年の中山金杯2着の小回り先行の申し子/G1云々出はない馬
・2017年2着サクラアンプルール(8番人気)
…前走OP特別2着/中山1800~2000mで3勝+中山の鬼・横山典騎手
・2014年2着アルキメデス(4番人気)
…前走G3チャレンジカップ1着/3連勝中でそもそもG1に出るような立ち位置ではなかった上がり馬
どうでしょう。
シンプルに考えて「買えない馬」ではないですよね。
よって中山記念2023を予想する上でこのデータは頭にいれておいて「例外」の馬に関しては、上記5頭のような「買える馬」かどうか=下降曲線の馬でないか、とりあえず出られるから出た的な馬ではないかのチェックですね!
また付け加えるなら
◆前年・当年に出走頭数が16頭以上の重賞で2着以内に入った経験のありなし(※JRA/過去10年)
あり【10,9,8,26】
なし【0,1,2,67】
極端な結果がでていますよね?これは何を示しているのか……ちょーっと考えてみてください。
……
…
・出走頭数が16頭以上=G1なら出走頭数そろいやすいしほぼクリアしている(先ほどのデータと同じことを言っている)
・多頭数の重賞で好走=ごちゃくつく可能性ある小回りでも走れる可能性ある
こういったことではないでしょうか。
まとめると中山記念をデータ/傾向の側面からみると
・近況良い馬(G1出走・前走好走)=G2に足る能力と勢い
・小回り中山1800m適性
こういったものを有している馬が好走をしていると言えます。
中山記念2023展開・脚質予想
中山記念2023を展開・脚質を予想につなげて考えてみると…
言うまでもなく脚質としては逃げ馬・先行馬が圧倒的に有利……です。
・開幕週
・直線短い
・前哨戦
こういったことが主な要因。
※前哨戦に関しては目標が先=G1の馬で差し馬だったら無理にまくるような競馬=次走に良くない影響を与える可能性がある競馬はやらないということ。
もちろん競馬は展開が全てを凌駕するので「展開次第」が大前提ですが、過去の状況をみてみると…
2022年
パンサラッサの逃げ切り(そのほかの先行馬は人気薄で勝手に潰れた)
2021年
先行決着(4コーナー通過順4,4,1,6,2が掲示板/人気は1,5,7,6,4と人気馬決着ではない)
2020年※9頭立て
先行決着(4コーナー通過順3,4,2決着、逃げたマルターズアポジーは15戦馬券圏内なし)
2019年
先行決着(4コーナー通過順4,2,6,4,3決着、1番人気ディアドラは7番手から6着まで)
2018年
先行決着(4コーナー通過順3,2,1のワンツースリー)
と、4コーナーがゴール位のつもりで予想をしたらよいのではないか…の結果。
ちなみに過去10年まで遡っても、2016年4コーナー9番手から2着のアンビシャス。
このレースはドゥラメンテがいたことで一定以上前へのプレッシャーかかっていた&逃げ馬・先行馬との力の差が大きかった(ドゥラメンテ・アンビシャス・リアルスティールが1,2,3着)ことで差しが効きやすい状況だったともいえます。
また昨年2022年2着のカラテは4コーナー9番手と例年なら絶望的な位置取りですが…昨年はパンサラッサが「特異」なレースをして他の先行馬をつぶしたレース。差しが届きやすい下地がありました。
ちなみにちなみに「差し馬・追い込み馬」のイメージが強いジャスタウェイが中山記念勝っているじゃないか!って記憶力ある方思うかもしれません。
が、
福永騎手のイメージ強いジャスタウェイ……なんと中山記念ピンポイントで「横山典」騎手が騎乗して「3番手=先行」させて勝っているんですよ。
中山が庭の横山典騎手がピンポイント騎乗でしっかり勝ちに行くために取った作戦=先行。
これが中山記念の全てではないでしょうか。逃げ馬・先行馬有利。
……とはい展開が全てを凌駕すると言っている手前、中山記念2023の展開を脚質について考えてみましょうか。
中山記念2023展開予想
中山記念2023の出走予定馬と「大枠の」想定される脚質・位置取りを書くと…
イルーシヴパンサー…追いこみよりの差し馬
シュネルマイスター…差し馬
ショウナンマグマ…逃げ馬(何がなんでもではない)
スカーフェイス…追い込み馬
スタニングローズ…先行馬
ソロフレーズ…先行馬
ソーヴァリアント…先行馬
ダノンザキッド…先行・差し馬
ドーブネ…逃げ馬(何がなんでもではない)
トーラスジェミニ…元・逃げ馬(逃げられないこと多数)
ナイママ…先行馬
ヒシイグアス…先行・差し馬
モズベッロ…差し・追い込み馬
ラーグルフ…差し馬
リューベック…先行馬
脚質はこれまでの戦績からの想定ですが、競馬は「競争」なので先行馬だからみんな2~4番手で競馬ができるかというとそうはならないです。
枠の並び、スタート、ペース、格の違いで先行したくてもできないなど、状況は変わります。
たとえば前走3走クラスを勝ったリューベックなどは2000mでは先行できましたが、相手が強くなる&1800mに短縮で先行できるか?などこのように展開を考えていくわけです。
今回逃げ馬としてはショウナンマグマ、ドーブネ、トーラスジェミニがいますが、昨年のパンサラッサのような何がなんでものタイプではないです。
枠の並びにもよりますが、ドーラスジェミニはおそらく他の陣営は「無視」します。
暴走気味に逃げたら逃げた、逃げられないなら逃げられない。いないものとして。
そうなるとドーブネの騎手は武豊騎手ですからスッと先手を取る可能性が高いです。
武豊騎手が逃げると「レースに芯」が通るので淡々としたペースを刻んでいきます。……このときまくる馬がいると一気に競馬が動く=レースが崩れるのですが、、、
ソーヴァリアントはギアチェンジ速すぎるのでまくると脚をなくすし、スタニングローズも早めに先頭には立ちたくないでしょう。
動きたがりのデムーロ騎手は溜めてナンボのイルーシヴパンサー。動いても自滅する…
こう考えると、、、中山記念2023の展開=有利な脚質が見えてきますね!本命馬を選ぶなら例年通り「先行馬」です。
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中山記念2023大穴馬の可能性は?
中山記念2023大穴馬の可能性を考えると……
上記展開・脚質からも狙いどころは「前」です。「みんな」がそう考えるので敢えて差し馬、、、は決まると格好良いですが(苦笑)
私は本命馬としてその手はとらないと思いますが「無理やり」差し・追い込み馬で大穴馬を選ぶと
・スカーフェイス
でしょうか。差し馬としてはシュネルマイスターの方が上ですが「大穴馬」しばりになると(苦笑)
昨年G3中山金杯2着、同じくG3函館記念3着。距離は200m違いますが「右回り・小回り」で好走しています。
近走から狙える状況ではありませんが、、
逃げ・先行馬で大穴馬……はおそらく「ムダに」人気になるので大穴で買えるのはトーラスジェミニくらい。
大逃げして・みんなに無視されてどこまでか、、、
このように考えると中山記念2023は大穴馬狙いは難しく、6~10番人気程度の穴馬をどう拾うか、どう馬券に絡んでくれるかを考えるレースになりそうです。
……もちろん人気馬決着と考えるのもアリですが、中山記念2023予想オッズ人気上位馬たちは
・ソーヴァリアント
…目標先
・ダノンザキッド
…中山向きではない
・スタニングローズ
…目標先
・ヒシイグアス
…長期休養明け
・シュネルマイスター
…差し馬
能力は上ですが「状況」は盤石とは言えないです。
「結果堅い決着」もあるかも知れませんし本命馬はこれらから選ぶにしても、高めの可能性はしっかりと探っていきたくなります。
上記以外の穴馬には…
中山記念を勝ったラーグルフ
切れ味だけなら1番イルーシヴパンサー
武豊騎手の逃げドーブネ
など「一芸」を持っている穴馬もいます。
あとは、枠順みて馬場状態をみて「エイヤ」ですね^^
以上、中山記念2023予想オッズ×脚質・展開から穴馬を探るでしたー
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