マイルチャンピオンシップ2024予想オッズをみて人気上位馬の「アラ」を見つけ、そのアラを付ける穴馬の可能性を探っていきます。

ちなみに先週のエリザベス女王杯では…

週中にもお話というか何度も言っていますが、この馬のストロングポイントは牝馬らしいキレ味ではなく、ホープフルSで見せた、タフな流れでもしっかり脚をつかえること。

全戦上がり最速は立派ですが、ほぼ最後方からのもので、位置取り+速い脚を競う競馬ではリスクあり。

ダントツ人気のレガレイラのアラをこの様に評していました。

ごちゃついたことも競馬だし、その位置で競馬をしたのも競馬。結局は「リスクとリターンのバランスが取れない」以上、人気で本命にしてはダメな馬の典型でした。

 

相手の一頭に留めるのが「正」ですよ。

 

そういえばこの春も…

大阪杯のタスティエーラ(1番人気)
桜花賞のクイーンズウォーク(3番人気)
アンタレスSのヴィクティファルス(2番人気)
ヴィクトリアマイルのナミュール(2番人気)
ダービーのシックスペンス(3番人気)

も、名指して軽視をしていましたねー。
(まあレガレイラは2列目に入れましたが)

 

上手く馬券に活かす(本命を思い留まる)ネタになれば幸いです。

それではマイルチャンピオンシップ2024予想オッズみてアレコレ考察、
あなたの予想のスパイスになれば幸いです。




マイルチャンピオンシップ2024予想オッズ

1番人気 ブレイディヴェーグ  2.8
2番人気 ナミュール      4.7
3番人気 ソウルラッシュ    5.9
4番人気 チャリン       6.3
5番人気 セリフォス      10.2

netkeibaさんのマイルチャンピオンシップ2024予想オッズより。
いか、私の思い込みと偏見です。

 

◆ブレイディヴェーヴ
マイルチャンピオンシップ2024予想オッズ1番人気は昨年のエリザベス女王杯勝ち馬で、前走久しぶりの出走でG2府中牝馬Sを勝ち切ったブレイディヴェーヴ。今回が初めての1600mとなります。距離に関してはやってみないと分からないですが、後述する通り京都の外回りはちょっとした「クセ」があるので、合う馬と合わない馬が分かれます。この意味ではエリザベス女王杯を経験している=大きなマイナスではないことはプラスです。能力的に軽視はし辛いですが、初めての距離で位置を落とす可能性を考えると人気で本命にするほど、こちとらウブじゃないよなーと。個人的なことを言えば、レガレイラを推すためにブレイディヴェーヴをマイルCSへと「使い分け」をしたクラブが嫌いです。馬の適性も考えずにね。こちらにルメール騎手乗って出走していたら…と考えちゃいますよね(まあ「会社」の利益を考えたら、ね)。

◆ナミュール
マイルチャンピオンシップ2024予想オッズ2番人気は昨年のマイルCS1着馬のナミュール。今年はドバイターフ2着、安田記念2着と改めて能力の高さを見せています。この馬はキレ味もありますが、体力も問われるレースでキレ味が活きるタイプ。だから、牝馬らしいキレ味だけの勝負となるヴィクトリアマイルは適正外として簡単に軽視することができたのでした(で、牡馬も加わりタフなレースになった安田記念はしっかり2着)。ブレイディヴェーヴよりは確率が高いと思いますが、エリザベス女王杯を受けてCデムーロ騎手人気も乗っかり、また、早くから活躍してきた馬ですからそろそろ衰えも見えてくるころ。重用はしたいですが、積極的に本命までとは?

◆ソウルラッシュ
マイルチャンピオンシップ2024予想オッズ3番人気は悲願の、悲願のG1制覇に燃えるソウルラッシュ。おととしのマイルCS(阪神開催)4着、昨年のマイルCS2着、今年の安田記念3着とG1制覇まであと一歩。G1を勝ち切れない理由の一つはマイラーとしては決定的なキレ味不足。G2,G3レベルなら気になりませんが、G1となると東京1600mだったり京都1600mでどうしてもキレ味が問われます。いっぽうで雨・重馬場は得意としている(ようは問われるスピード・キレ味のレベルが下がるから)ため、恵みの雨…があればよかったのですが、天気予報的にはなさそう?いっぽうで「今回勝つなら」ブレイディヴェーヴやナミュールといった末脚自慢に勝たないといけないのですから、どう考えて先行・速め抜け出しの粘り込みしかなく、団野騎手が腹をくくってそれを実行できるか(失敗すると大敗もある策なので…)。

◆チャリン
マイルチャンピオンシップ2024予想オッズは海外馬のチャリン(外国馬なので深いことは話せず、表面的なことになります)。実績を観ての通り「十分」な能力を持っていることが伺えます。とはいえ、先の通り京都外回りのクセ、日本の馬場=荒れてきているとはいえヨーロッパに比べると時計が出る馬場が合うかどうかは未知。こちらもソウルラッシュ同様、一雨あれば…と思いますがそれは望めない。これだけの実績馬を4番人気で買えるならオイシイと考えるか、いやいや、リスク有るっしょととるかは…競馬に向かうそれぞれのスタンス次第かな、と。海外事情はシランケド、ちょっと使い詰め感も?

◆セリフォス
マイルチャンピオンシップ2024予想オッズ5番人気はおととしのマイルCS(阪神開催)の勝ち馬セリフォス。もちろん能力があり展開次第で圏内と一頭だとは思いますが、昨年のマイルCSは8着で、2年間勝ち星なしの状況です。早くから活躍馬をだすダイワメジャー産駒らしく徐々に能力が下降気味、積極的な競馬が持ち味の川田騎手とは本質的に合わないと考えられます(これもずっと言っていますね)。ソウルラッシュには活路は前と言いましたが、セリフォスは逆で、溜めて溜めてガチンコの末脚勝負に活路かなーと考えています。無理なく先行して、追い出しを遅らせるのが理想ですがそこまでの余裕があるかどうか…




マイルチャンピオンシップってどんなレース?

先ほど、後述すると言ったことを回収しますね。

これは毎年のように書いていることですが、あ、リアルコピペです。

有名な話ですが…

ペルシアンナイトという馬は京都競馬場で行われたマイルCSは1着、2着、3着と3回馬券になっているにも関わらず…

東京競馬場で行われた安田記念は6着、10着、9着。

この違いはなんじゃろーな、と。

関東遠征がダメ(関西馬だから)?

いやいや、気性が安定しない若いころに皐月賞2着していますよ。

(脚質による部分もありますが)

・東京競馬場:自ら加速し脚を伸ばさないといけない

・京都競馬場:3~4コーナーの下り坂で「惰性で」加速しそのまま脚を使い続ける必要がある

ペルシアンナイトに関してはこれなんじゃないかな、と。

そしてこれは、ペルシアンナイトは…ハービンジャー産駒。

ハービンジャー産駒は自らの爆発的な末脚・スピードではなく、持続力・体力問われる条件でパフォーマンスを上げる。

これと一致します。

あ、ナミュールもハービンジャー産駒で「持続力・体力問われる条件でパフォーマンスを上げる」も一致しますね!

同時に2つも回収しちゃうなんて!私スゴイかも(イヤ……まったく予定外で昨年の文章をコピペしたらビックリした次第です)笑

 

ようは、特殊な条件なんですよ。

 

だから、走れる馬は走れるし、走れない馬は走れない。

この辺は意外とシンプルですよね!

マイルチャンピオンシップ2024穴馬の可能性は?

マイルチャンピオンシップ2024予想オッズをみて、人気馬のアラ探し、またマイルチャンピオンシップとは…というお話をしてきました。

最後に上記で出てこなかった、マイルチャンピオンシップ2024穴馬候補を見ておきましょう!

 

・ジュンブロッサム
・オオバンブルマイ

 

ジュンブロッサムは関屋記念は〇として、富士Sは◎としてお世話になった馬で、本当に強い馬とは初めての対決。前走富士Sでソウルラッシュ、セリフォスを破っていますが、それは相手が前哨戦仕様だったから…と考えることができます。

しかし、持っているモノは高いがそれをレースに発揮できない=成長が伴っていなかった馬が頭角を現した感じ。時計が出る馬場だったら尚よいのですが…

 

オオバンブルマイはもともと1600mの馬が番付探し(シランケド)、適条件探し(シランケド)もあってか1200mを使った近走でした。中途半端にG3キーンランドCを使って好走したことでスプリンターズSに出走しましたがG1スプリントレベルのスピードはなく。

適距離に戻って、荒れてきた馬場で、京都が庭の武豊騎手…条件はそろっています。まあ人気馬も同型なので、ナミュール当たりが勝ちに急いで早仕掛けしてくれると、最後の最後…があってもよいかと。

 

いつも通り、馬場観て、枠順見て、展開妄想してエイヤ!ですね!

以上、マイルチャンピオンシップ2024予想オッズみてアレコレ考察でした!