有馬記念2023予想オッズをみつつ有馬記念予想の基本、穴馬の可能性などを書いていきます。
個人的にはここ10年でもっとも荒れた2015年でドカンと当たったことが良くも悪くも(最後にお話しします)ですが…
最初から堅い決着前提で予想するならギャンブルなんてやらない!
…という気概で楽しむのが有馬記念かなと(ジャパンカップは堅いレースを堅く当てに行くレースでした)。
それでは、有馬記念2023予想オッズみてアレコレ考察、
お気楽にお付き合いください。
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有馬記念2023予想オッズ×各馬の不安点
1番人気 スターズオンアース 4.5
2番人気 タスティエーラ 5.1
3番人気 ジャスティンパレス 6.5
4番人気 ソールオリエンス 8.2
5番人気 ドウデュース 10.8
6番人気 スルーセブンシーズ 11.7
7番人気 タイトルホルダー 13.7
netkeibaさんの有馬記念2023予想オッズより。
以下、私の出走予定各馬に対する思い込みと偏見です。
◆スターズオンアース
有馬記念2023予想オッズ1番人気はジャパンカップ3着のスターズオンアース、G1は昨年桜花賞、オークスを制しており、秋華賞3着、大阪杯2着、ヴィクトリアマイル3着。前走ジャパンカップは強敵相手に強気の競馬をして3着で強さを見せたレースですが…秋華賞、大阪杯は馬券圏内とはいえ出遅れ&小回りコースに苦労し良さが出ず、ヴィクトリアマイルはコース自体はよくても距離が短くマイルのキレ味勝負で屈した形。向かない条件でも好走出来ているという馬自体の能力は素晴らしいですが、ジャパンカップで本命にしたのは条件が合うとして…で、東京2000~2400mベストとするなら中山2500mがプラスになるとは思えず。ルメール騎手なのでなんとかする可能性は十分ありますが……
◆タスティエーラ
有馬記念2023予想オッズ2番人気は皐月賞2着、ダービー1着、菊花賞2着のタスティエーラ。崩れず好走を続けてエライお馬さんで、私は最も向かないと思った(皐月賞で◎をつけた)ダービーで勝ち切ったのは位置取り=レーン騎手の腕の部分が強く、スローペースのキレ味勝負は分が悪いお馬さんです。いっぽうでタフば馬場を強きに動いて2着した皐月賞や、周りがバテるなか最後まで脚を使った菊花賞のように、タフさ・持続力が問われる状況がピッタリ。言い換えると有馬記念の舞台は合うと言えます。いっぽうでデビュー戦で乗っていたムーア騎手(早めに仕掛けて追い通し)なら大丈夫だと思いますが、位置を落とすと脚がないので黄色信号。菊花賞は回りが止まるというアシストがあって後方からでもなんとかなった。
◆ジャスティンパレス
有馬記念2023予想オッズ3番人気は天皇賞春の勝ち馬ジャスティンパレス。以降、宝塚記念3着、天皇賞秋2着と安定した能力を見せています。スタミナがあることは分かっていますが天皇賞秋で2000mのスピード勝負に対応できたのは収穫でした。とはいえ、3000m級ではキレる方の脚がありますが2000mでは体力ありきのキレ味というより最後まで脚が使えるから結果として上り2位だったといえ、中山2500mで後方からの競馬になると?ちなみに私は昨年の有馬記念で本命でしたが、謎の早仕掛けて止まりました。スタミナはあるとはいえスタミナお化けではない。連続騎乗の横山武騎手がどう乗るか注目。
◆ソールオリエンス
有馬記念2023予想オッズ4番人気は皐月賞1着、ダービー2着、菊花賞3着のソールオリエンス。その皐月賞は雨でタフな馬場になっているなか、一頭大外からぶっ飛んできたレース。「一頭違う競馬は何かが向いたと考える」のが鉄則。ダービーはスローペースからのキレ味勝負で届かず、菊花賞は能力通り(枠順もあって)の3着。コース設定は良いですが、正攻法が理想の有馬記念で(昨年はイクイノックスのひとまくりで前をやっつけたところに後ろの馬が突っ込んできた)、不器用なレースっぷりはプラスといえず。正攻法が持ち味の川田騎手と正攻法ができなかったソールオリエンスのコンビでどうでるか。有馬記念2023予想オッズで4番人気じゃあ本命には…できないかな、と。
◆ドウデュース
有馬記念2023予想オッズ5番人気は昨年の日本ダービー勝ち馬ドウデュース。今年は年初の京都記念を文字通り圧勝したのち、ドバイで出走取消、天皇賞秋で武豊騎手騎乗できず惨敗。ジャパンカップではなんとか4着といった競馬でした。もともと3歳前半は「気性面」の不安もあって2000mまでと考えたいた馬でしたがジャパンカップのあのタフなレースで最後まで脚を使えた部分は評価すべきかな、と。単純なキレ味勝負ではなく、ハーツクライ産駒らしく持続力が活きる形が合うようなら。ただ、天皇賞秋・ジャパンカップとハイレベルな戦いを全力で走ってきたところ「からの」プラスがあると考えるか、プラスはないと考えるか…「物語」的にも、武豊騎手の復帰含めて一般層が馬券を買う有馬記念では余計に売れそうで。
◆スルーセブンシーズ
有馬記念2023予想オッズ6番人気は宝塚記念2着、凱旋門賞4着のスルーセブンシーズ。今回は宝塚記念どうよう池添騎手の騎乗になります。よく宝塚記念と有馬記念の連動性がいわれますし、私自身も言うのですが…「宝塚記念を体力を使って好走した馬は」が正確なところなのかな、と。スルーセブンシーズの宝塚記念2着はもちろん凄いのですが早めに動いて体力を活かしての好走ではなく、直線をむいて進路を探しながら=長く追っていたわけではないとするならタフさはどこまでか。もちろん凱旋門賞というタフな舞台で走ったという面もありますが、ロングスパード合戦とはまた違う。タイトルホルダーが、またタイトルホルダーを追う馬がどうでるかを考えるとしっかりタフになりそうで、ロングスパート耐性がどこまであるかはやってみないと。
◆タイトルホルダー
有馬記念2023予想オッズ7番人気は菊花賞、天皇賞春、宝塚記念と阪神でG1を3使っているタイトルホルダー。豊富なスタミナを活かして前々で競馬して後ろに脚を使わせて自分は粘り込むスタイル。今回天敵のパンサラッサはおらず、昨年のように海外帰りではないという点はプラスですが、シンプルに能力減のありなしがどうか。溜めても良さが出るタイプではないので、行くだけいって後ろに脚を使わせるレースが理想。メンバー的に無理に絡んでくる馬(レースを壊すではなく自分が好走するために)がいない(いるとするならアイアンバローズ)ので、自分の競馬をやるだけやってどこまで、か。阪神でG1を3つ勝っていますが、中山2500m自体はG2とは言え日経賞を2勝しているように悪くはないで、あとは精神状態次第か。
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有馬記念2023予想はそもそも?
まず、そもそもの話ですが…
有馬記念派タフな舞台設定です。
・12月開催4週目
・コース形態
ルメール騎手もインタビューで話していましたが残り1000m位から徐々に加速していって、直線短い=スパート位置も早い、そして最後に坂がある。
名牝と呼ばれた、アーモンドアイ、ウォッカ、ブエナビスタらが「生涯で一番の惨敗」をしたのが有馬記念です。
牝馬は総じてキレ・スピードに優れる反面、体力・タフさは牡馬より劣ります。
(劣るというよりどっちに特化しているかという話。だらしない牡馬よりは走っているわけですから)
上記の名牝たちは「東京競馬場」のスピード・キレ味勝負でバツグンの強さを見せた馬たち。
それがコロッと。
有馬記念派タフな舞台設定。
え?ディープインパクト産駒のキレ味あるジェンティルドンナが有馬記念を勝っている?
ジェンティルドンナが勝った有馬記念はここ10年で一番の超スローペースのぬるま湯レース。スパート位置も遅く、単純なる立ち回りレースでしたから…
ジェンティルドンナでも勝てた(もちろん能力があって、立ち回り力があるから勝てたわけですが)。
ちなみにジェンティルドンナはタフな宝塚記念、稍重でタフになったG2京都記念で、生涯ワースト1,2の惨敗をしていることからも…
「どっち」の馬かは分かると思います。
まあだから私は軽視したのですが(外しました(`・ω・´))
そんな超レアなレースの話はどうでもよくて、「本質」を考えると…
有馬記念派タフな舞台設定。
スピードが一定以上あることは当然好走の条件ではありますが…
東京競馬場のキレ味勝負でちょい負けるような馬が、「自分の持ち場」で好走する…が狙い目だったりします。
有馬記念2023展開有利は?
有馬記念2023で展開の有利不利があるか…ですが
・立ち回り(先行力)勝負
・差し脚勝負
が、両方あるのが特徴といえます。
ざっくり過去10年で言うと…
2014、2015、2016、2017年が立ち回り勝負
それ以外が差し届いている…といった形でしょうか。
昨年はイクイノックスがひとまくりして先行馬を潰したところに。ボルドグフーシュ、ジェラルディーナが突っ込んできましたね。
「レースとして」こうという展開の特徴がなく、「その年による」が言えること。
今年はタイトルホルダーが逃げて、アイアンバローズが…と展開を考えていくことになりますが枠順・枠の並び次第でも変わってくるので…
いつも通り、枠順・馬場をみて展開を考えて、エイヤ!としたいところです。
有馬記念2023・穴馬候補は?
有馬記念2023予想オッズをみて、有馬記念予想の基本を確認して…
っといろいろ書いてきました。
枠順が出る前のざっくり穴馬候補ですが(6番人気以下として)
まずは…可能性は低いと思いますが「単純なる立ち回り戦でスタミナがそこまで問われなかった場合」…
・ハーパー
が内枠を引いたら面白いと思います。
ただし、タフなレースになると3歳牝馬にはキツいと思うので「キツめの条件付きで」ですね。
いっぽうで「スタミナが問われるタフなレース」の場合は…
・タイトルホルダー
やはりこの馬でしょう。
衰え?精神状態?しらんがな、穴馬なら穴の1つ2つはあるさ。
ここ数年の有馬記念は穴馬を買うレースという感じでもなく、力があってタフさもある馬が上位=総じて人気馬が走っています。
正直ここ10年で一番荒れた2015年でズドンと的中できたことが良くも悪くも大きくて(後はトリガミとか、やすいとか)。
・良くも
向こうしばらく有馬記念単体での黒字確定(しかも有馬記念は年イチで多く賭けている)
・悪くも
2015年のドカンの再来をねらって…欲を出してしまう
ここら辺を謙虚になり過ぎず、でも攻め過ぎず…
上手く予想をしていきたいと考える有馬記念2023です。
さて、最後まで脳みそに汗かいて有馬記念2023予想を楽しんでいきましょう!
以上、有馬記念2023予想オッズみてアレコレ考察でした!
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